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頼む、俺の代わりにEMやってくれ!〜ジンジニアは俺がやるから!〜

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ATTENTION

この文章は以下の様な方におすすめです。

  • テクノロジーマネジメントには自信ないが、ピープルマネジメントには強い関心がある方
  • 非エンジニア・非情報系からジョブチェンジしてIT業界へいらした方
  • 私の代わりにEMやってくれる方

はじめに

初めまして、株式会社Hacobuで組織開発室・室長をしておりますAKITO3です!
元々QAエンジニアとして働いていた私が、EMを経験し、組織開発室を立ち上げ、組織の最適化を目指して動き始めた話を記載します。

背景 EMのあり方って?

これまで、HacobuのEMはテクノロジーマネジメントとピープルマネジメント双方を兼ね備えている方、片方だけに特化した方と、EMとしての得意領域、特徴がそれぞれ異なっていました。

そのため、周りからのEMへの期待値がそれぞれ異なってしまい、EMにはジャンル問わず様々な依頼が飛び込んでくる状態になり、広い範囲の業務をこなす存在になっていました。

こうした理由により、EMが一種の「なんでも屋さん」の様な状況に陥ってしまったため、EMの役割を再定義することになりました。

HacobuのEM

そうした議論の中で「EMの役割はピープルマネジメントに特化するのも良いのではないか」との議論もありましたが、最終的にはテクノロジーマネジメントを現場で出来ないEMでは、現場メンバーとの信頼関係構築が難しいのではないかという判断となりました。

最終的に

  • テクノロジーマネジメントとピープルマネジメントを双方実践する

こちらがHacobuのEMの役割であり、それを実践できることが要件になりました。

ん?あれ?私はEMじゃなかった件

私は前職のQA時代からピープルマネジメントには非常に興味があり、QAマネージャーに近しい立場も経験してきました。Hacobuに入社してからもその思いは消えず、入社して半年という早さで、EMとしてチャレンジできるチャンスを頂き、私なりに組織に貢献できる様に尽力してきました。

しかし、私はQAエンジニアとして働く以前は商社営業をしており、また情報系大学の出身ではありません。そのため、テクノロジーマネジメントに関する経験は少なく、私が今回のEMの要件を満たすことは難しくなってしまいました。つまるところ、私はピープルマネジメントを通して組織貢献を目指していた中、そこに携わる方法をいきなり失ってしまいました。

EMがだめなら・・・枠を作る!

一方で新しいEMの定義をしたものの、EMはテクノロジーマネジメント、ピープルマネジメントを双方を実施することになっており、引き続き負荷が高い状況になることは予想されました。もちろん、EMへの負荷が増大し、テクノロジーマネジメントに注力できない状況はプロダクトの提供価値を下げてしまうことに繋がります。そこで私は、ピープルマネジメントの側面から、EM・開発組織全体をバックアップする組織を作ることを提案しました。

提案後は様々な議論が交わされましたが、その議論の内容だけで記事が書けるレベルなのでいずれ書く機会があれば書きたいと思いますが、提案から紆余曲折を経て生まれたのが、「組織開発室」です。

EMの定義が変わった結果、私はEMの枠には入りませんでしたが、EMの枠以外の方法で組織課題を解決する方法を考え、自分の特性に一番あった形で組織貢献できる枠を作ったのです。

組織を最適化する

組織上のもう一つの課題として、CTO室が組織横断の技術課題・組織課題双方を担っており、こちらも負荷が高い状況になっていました。CTO室には技術課題の解決力の高いメンバーが揃っていることもあるので、双方の課題に追われてしまう状況を解決し、メンバーがより得意分野に集中できる環境を作ることが必要でした。

また、先述のEMの課題もあり、組織開発室は、EM、CTO室双方の課題を吸収できる組織になることが、開発組織にとって最も価値があると考えました。

そのため、組織開発室は下記の2点を目的として、走り出す事にしました。

  • EMと並走し、EMが活躍しやすい環境を作る
  • CTO室が横断的な技術課題の解決を担い、組織開発室が横断的な組織課題を解決を担う

そして目下、次の様な活動に取り組もうと考えています。

  • 組織・採用計画

    組織を俯瞰して、最適な人員の配置・採用を検討します

  • 広報活動

    社外発信を通してHacobuの開発組織の魅力を伝えます

  • 文化醸成

    開発組織の文化を醸成し、一枚岩の開発組織を目指します

  • EMフォロー

    EM負荷の削減を目指し、テクノロジーマネジメントへさける時間を増やします

まだまだ出来ること、やりたいことはありますが、まずは一つ一つを達成して組織に必要な存在であることを証明していこうと考えています!

まとめ いつの間にやらジンジニア

今回はEMを退任することになりましたが、後方支援としての組織貢献を選び、組織開発室を立ち上げるまでに至りました。元営業マンは転んでもタダじゃ起きません(笑

まだまだ走り始めたばかりの組織ではありますが、人事・労務とも協力しながら、これからの未来に向けて進んでいこうと考えていこうと思います。

ジンジニアという言葉は組織を立ち上げることを決めてから知った言葉でしたが、今の私に最もしっくりきており、開発組織への貢献方法はエンジニアリングだけではないことを改めて考えています。

もし、私と同じようにテクノロジーマネジメントには自信なくても、ピープルマネジメントには興味が強くある方々、非エンジニア・非情報系からジョブチェンジしてIT業界にきた皆様への参考になれば幸いです。

最後に、頼む、誰か俺の代わりにEMやってくれ!

ということで、今は私の担っていたEMの枠が空いてしまいました!

私の代わりにHacobuでEMやってくれる方、お待ちしています!😄

【テクノロジー本部】エンジニアリングマネージャー - 株式会社Hacobu

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