120
59

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 3 years have passed since last update.

学習意欲皆無のゾンビ状態からインフラエンジニアにスキルチェンジするまでの話

Last updated at Posted at 2020-12-10

:sparkles:LITALICO Engineers Advent Calendar 2020:sparkles:

11日目を担当するのは
インフラエンジニアとして今年10月に入社しました、@3939_ohagiです。

はじめに

わたしにはADHDという生まれつきの障害と、うつ病を抱えています。
障害者手帳3級も保有しています。
現在うつは寛解しており、ADHDともまぁまぁ仲良くやっている28歳です。
入社と同じタイミングで通信制大学に入学しまして、大学生でもあります。

LITALICOで3社目となりますが、インフラの経験はごく浅く、
ゴリゴリのアラサーながら育成枠としてここにいます。

なぜここまでオープンに書くかというと、「LITALICOだから」の一言に尽きます。
障害への理解はもちろんのこと、技術面に関しても馬鹿にするような人はいないので安心してさらけ出せます。エイヤッ

LITALICOについてや、エンジニアチームの考え方については
こちらをご覧いただくとお分かりいただけると思います。

これから先は学習意欲皆無のゾンビだったわたしが、
インフラエンジニアにスキルチェンジするまでの話です:information_desk_person:

この記事で得られること

「こんなやつもいるのか...自分もちょっと頑張ろう」という気がわきます。(たぶん)

高卒でSIerに就職

高卒でSIerに就職し、主に金融系プロジェクトにいました。
7年務めましたが、自分が楽しいと思える業務に出会えずプロジェクトも転々としたので、尖ったスキルを持たないまま20代後半に。
この頃は学習意欲はほぼ皆無で、ほぼすべて諦めた状態でした。

話すと長くなるので割愛しますが、
20歳から患っていたうつ病が悪化し逃げるように1社目を退職。
ADHDは24歳のときに診断され、発達障害について情報収集するなかで「LITALICO 発達ナビ」を通してLITALICOを知りました。

半年のフリーター生活で自己肯定感を取り戻す

1社目退職後は半年ほど美容系求人ライターのバイトをし、
失われていた自己肯定感を少しずつ取り戻し、憧れていたWebエンジニアになろうと決心。
当時Progateが脚光を浴びていたので、とりあえず一通りやり、
運良く自社サービスを運営する広告代理店に採用され、新しいキャリアがスタートしました。

気がつけばインフラへ

広告代理店なので、DM作成からSEO対策やアフィリエイト、インフルエンサーマーケティングなどありとあらゆる広告業務に携わりました。
同時に今までまったく触れていなかったWeb業界の知識を身につけることは想像以上に過酷で、
前までCOBOLやVBを触っていたので本当に浦島太郎のような気分でした。
(正直にいうと、ここに転職したて2年前はSSHもわかっていませんでした。)

開発者としてはまったく芽が出なかった中、会社の方針が変わり社内のエンジニアはPMやPMOとして活躍を求められ、わたしもとある自動車メディアサイトのPMOとなります。
インフラのみ一部内製だったため、ベンダーコントロールをする傍らでAWSにふれるようになりました。

Linuxコマンドも全然わからない状態でしたが、手動デプロイだったために触るほかなく、半べそかきながらどうにかこうにか食らいつき、気がつくと半年でサーバー差し替えなどの作業手順書を作成・レビューができるまでに。Dockerでの基本的な操作もできるようになっていました。
AWSはネットワークが全然わからないながらもパズルのように感じられ、動いたときの達成感もありました。

苦節8年。ようやく、「やった分だけ成果が目に見える業務」に巡り会えた気がしました。

コロナ禍で気がついた、自分の恵まれた環境

仕事では徐々にインフラの整備もベンダーに依頼をしたことと
CI/CD化したことで手が空きだしており、新しいことを吸収できる場面が減っていました。

色々なことを考える時間が増え、唐突に「あ、大学で勉強しよう」と思いつきます。
元々強烈な学歴コンプレックスがあったのと、ITエンジニアとしてこれから先も食べていくには教養が必要だということも痛感していたのです。

そのうえ、コロナ禍で病院勤務している友人や、出勤せざるを得ない業種の家族を見て
目標もなくダラダラと自宅勤務をしている自分が恥ずかしく感じていました。

比較的恵まれた環境の業種だからこそ、技術で貢献できることがあるはず。
学校にいきながらインフラエンジニアとしてもキャリアが積めそうな場所。
そしてなにより社会貢献度の高い会社。
間違いなく、LITALICO一択でした。今の自分なら挑めるかもしれないと感じたのです。

インフラエンジニアとして1から学びだす

インフラ知識はひよっこながらも、PMOとのしての経験を大きく買っていただき
晴れてLITALICOの一員となりました。
入社までに時間があったので、LinuC レベル1の101を取得。
前職で触れてきたインフラの範囲は上流レイヤーのみだったので、
現在はAWSでの基礎的なネットワーク構築の方法や低レイヤー(特にTCP/IP)について勉強をしている日々です。

最後に

ここまでお読みいただきありがとうございます:joy:

自己肯定感が低く、技術スキルも未熟なわたしがなぜ9年もITエンジニアをやっているか。
9年間のうち7年間はITエンジニアとは名乗れない時間を過ごしてきたことを後悔しているからです。
8年目にしてようやくスタートラインに立てており、思い切って行動することで自分の人生をやり直せることを知りました。
アラサーだし、高卒だし、障害もあるし....と卑屈になっていた時間も、自分を認める中で必要な時間でした。

だからこそ、「つらかったね、しんどかったね。でも今が一番若いし、できるできる!(しらんけど!)」と自分に声をかけ、とにかく止まらず動き続けています。
技術者として社会貢献できるにはまだ時間がかかるかもしれませんが、這いつくばって進んだ先で
少しでも誰かを照らせるように精進していきます。

明日は @ti_aiutoさんの記事となります!お楽しみに:sunny:

120
59
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
120
59

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?