ansibleのモジュールを活用するため構築。
環境
仮想化：VMware workstation-pro15
ホスト：Windows10
ゲスト：ubuntu22.04.3TLS
Ansibleのインストール手順
パッケージリストの更新
sudo apt update
ソフトウェアプロパティの共通ツールのインストール
sudo apt install software-properties-common
AnsibleのPPAをシステムに追加
sudo add-apt-repository --yes --update ppa:ansible/ansible
Ansibleの公式PPA（Personal Package Archive）をシステムに追加。これにより、Ansibleの最新版をインストールできる。
Ansibleインストール
sudo apt install ansible
バージョン確認
ansible --version
※Ansibleがインストールされているマシンから管理機器へSSHでアクセスできる必要がある。
Python 3のpipをインストールする
Ubuntu 18.04以降では、Python 3がデフォルトのPythonバージョンのためPython 3用のpipをインストールする。
pipインストール
sudo apt update
sudo apt install python3-pip
このコマンドは、システムのパッケージリストを更新した後、python3-pipパッケージをインストールします。
インストールの確認
バージョン確認
pip3 --version
CiscoのNexusやCatalyst、JuniperのMX、EX、QFX、Linuxサーバー、NetboxなどをAnsibleで管理する場合のモジュールをインストール
-
Cisco Nexus向け:
cisco.nxos -
Cisco Catalyst向け:
cisco.ios -
Juniper向け:
junipernetworks.junos -
Linuxサーバ向け:
ansible.builtin内のモジュールでほとんどの作業が可能。 -
Netbox向け:
netbox.netbox
これらはAnsible Galaxyを通じてインストールする。
モジュールをインストール
ansible-galaxy collection install cisco.nxos
ansible-galaxy collection install cisco.ios
ansible-galaxy collection install junipernetworks.junos
ansible-galaxy collection install netbox.netbox
事前にインストールしておくと良いライブラリ
-
Pythonライブラリ: AnsibleはPythonで書かれており、特定のモジュールやプラグインには追加のPythonライブラリが必要。ここでは
netmiko、ncclient、paramiko、requestsをインストール。
ライブラリをインストール
pip3 install netmiko ncclient paramiko requests
ライブラリのインストール先へのパスを通す
- ユーザのホームディレクトリの
.bashrcファイルを編集し、ファイルの最後に以下の行を追加
パスを通す
export PATH="$HOME/.local/bin:$PATH"
変更の有効化
source ~/.bashrc