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Ryzentosh(OS:Catalina)のセットアップ(Step1)

Last updated at Posted at 2021-02-26

はじめに

Qiita初投稿となります。よろしくおねがいします。
さて、記念すべき初投稿のお題は、Ryzentoshのセットアップです。
純正以外でMacOSを起動可能にした状態のPCは俗称でHackintoshと呼ばれています。
RyzentoshとはHackintoshの中でもCPUがAMD Ryzenシリーズの場合に用いられる俗称です。

純正Macで性能の高いCPUを搭載したものはとても高価ですが、それと肩を並べる(かも
しれない)性能のMacPCを自分で作れるというなんともHacking Spritをくすぐられる
夢のような話です。動くようになるまで束の間の夢を楽しんでみたいと思います。
(もしも実際に試す場合には自己責任でお願いします。)

前提条件

  • セットアップに使用するのはWindows10の稼働するPCのみ
  • インストールするOSはMacOS10.15(Catalina)
    • 最新はMacOS11(Big Sur)だが最新すぎてまだ色々と問題がある様子なので、当面はCatalinaで様子見
  • BootloaderはOpenCoreを使用
  • 対象PCのスペックは下記の通り
パーツ 製品名、型番
CPU Ryzen9 3900X
Mother board ASRock X470 Master SLI
GPU Radeon RX590
Memory DDR4 16GB x 4
Storage Samsung SSD 960 EVO 250GB

参考サイト

事前準備するもの

  • Hardware
    • USB memory stick(16Gb) : Installerの作成に必要です。
  • Software
    • Python3 : 各種スクリプトの実行に必要です。
    • Runfs : USB memory stickのフォーマットツールです。Installerの作成に必要です。

セットアップ手順

[Step1] Installerの作成

最初にInstallerを作成するための手順を進めます。

[Step1-1] OpenCoreのダウンロード

MacOSを起動するためには特別なBootLoaderが必要になります。現在こうしたBootloaderにはCloverとOpenCoreの2種類があります。本記事では前提条件に記載した通り、OpenCoreを使用してセットアップを行います。
OpenCorePkgからOpenCore-0.6.6-RELEASE.zipをダウンロードしましょう。
ダウンロードが済んだら適当な場所に展開します。(本記事では "c:\tmp"に展開します。)
スクリーンショット 2021-02-27 011302.png

[Step1-2] MacOSのダウンロード

このStepではMacOSをダウンロードします。OpenCoreにはダウンロードを自動的に行ってくれるScript(macrecovery.py)が用意されています(親切!)なので、コマンドプロンプトを起動して、以下のように実行します。(注意:事前にPython3にPathは通しておきましょう)

CommandPrompt
cd c:\tmp\OpenCore-0.6.6-RELEASE\Utilities\macrecovery
python macrecovery.py -b Mac-00BE6ED71E35EB86 -m 00000000000000000 download

実行すると、自動的にダウンロードを開始し、BaseSystem.chunklistBaseSystem.dmgの2ファイルをScriptと同じフォルダ内に保存してくれます。
スクリーンショット 2021-02-27 014601.png

[Step1-3] USB memory stickのフォーマット

事前に準備したRufusを起動して、以下のようにUSB memory stickをFAT32でフォーマットします。ブートの種類は"非ブート用"、パーティション構成は"GPT"、ターゲットシステムは"BIOSまたはUEFI"をそれぞれ選択してください。

スクリーンショット 2021-02-27 021205.png

[Step1-4] USB memory stickに必要なファイルをコピー

フォーマットしたUSB memory stickに対して、以下のようにフォルダ作成とファイルコピーを行います

  • com.apple.recovery.bootという名前のフォルダを作成
  • [Step1-2]でダウンロードしたBaseSystem.chunklistBaseSystem.dmgcom.apple.recovery.bootの下にコピー
  • "OpenCore-0.6.6-RELEASE"の解凍先から"X64\EFI"をフォルダごとルート直下にコピーします。

最終的にUSB memory stick内の構成は以下のようになります。

[Memory Stick]
  ├─com.apple.recovery.boot    <--- フォルダ作成
  │      BaseSystem.chunklist <--- [Step1-2]でダウンロードしたファイルをコピー 
  │      BaseSystem.dmg        <--- [Step1-2]でダウンロードしたファイルをコピー
  │
  └─EFI                        <--- OpenCore-0.6.6-RELEASE\X64\EFIをコピー

[Step1]のまとめ

Making the installer in Windowsの手順通りなので迷うことはほとんどないと思います。ほぼ、英訳しただけになってしまいました。
次回はいよいよPC環境に合わせて、OpenCoreを設定します。Hackintoshの最大の肝となるStepとなります。ここでミスると絶対に起動しません。近々投稿させていただきますので、お楽しみに。

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