現役看護師で、現在エンジニアを目指して勉強中の命です。現場で感じるリアルをお伝えしようと思います。
忙しすぎて電子カルテに毎回文字を打てない
- 看護師に限らず医療従事者は行った処置や臨床的な医療的推論(アセスメントと言います)を記録に書かなければなりません。受け持ち全員のバイタル(血圧や体温など)を経時的に記入しながら、処置や検査案内もしながらの記録ははっきり言って時間がいくらあっても足りません。中にはタイピングが遅いため3時間以上も記録のために残業する人もいます。そのため、テンプレートなどを駆使して記録を簡略化していますが、それでもまだ時間はかかります。効率的なデータ入力方法(例:省略可能フィールド、自動補完)やタッチベースの操作(例:フローチャート形式)があると作業負担を軽減するかもしれません。
時間管理が大変
看護師は複数名の処置を同時並行で行います。点滴・注射をしたり、決まった時間に検査案内をしたり、食事の介助をしたりとやることが膨大にあり、そのタスクをリマインド機能などを使わず動きながら時間管理しています。さらに患者の希望に応じて順番を変更したり、業務が増えたりしなくてはならないため、頭と体をずっとフル活用しながら働いています。もし入院することがあって看護師が怖くてもあなたに怒っているわけではなく、減らない業務に怒っているので気にしないでください。
エラーが起こると命に関わる
病院では一つミスが命に関わることが十分にあり、責任やプレッシャーが給料に見合ってないことが多いです。(役職が付かなければほとんどは給料も一律なので集中治療室や救急外来のような緊迫した現場であっても同じような報酬になります)そのため、事故が起こらないよう対策を立てていますが、私の病院ではITを使った事故の防止は薬を使う時の照合にしか使われていません。患者にとってさらに安全を求めるならもっとITを使った安全対策あると嬉しいものです。
いかがでしたか。
今回はこのくらいにしますがまた更新しようと思います。
お付き合いいただきありがとうございます。