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技術的要素に触れる人を考える

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技術的要素を決定するのはエンジニアが決めている場合が多いように思う。

(ここで自分が言っている技術的要素は、Rails、Haml、AngularJS、CoffeeScript などのソフトウェアや言語のことである)

しかし、その技術的要素はエンジニアのみが扱う場合と複数の職種が扱う場合があると思う。

ここでは後者の場合について言及する。

後者の場合の複数の職種とはエンジニアとデザイナーのことだ。これにディレクターが加わる場合もあったりする。

デザイナーが触れる技術的要素には以下のようなものがあげられる。

  1. テンプレートエンジンを利用した HTML コーディング
  2. 動的でリッチな UI のための JavaScript コーディング

1. を行う際に関わってくる技術要素は主にフレームワーク (Rails) や記述する言語 (Haml) で
2. を行う際に関わってくる技術要素は主にフレームワーク (AngularJS) や記述する言語 (CoffeeScript) だ。

* 括弧内の言語やソフトウェアはここでの例のために選択したものである。
* 2. に関しては、フレームワークによって HTML 要素に多くの技術的要素が含まれる場合がある。

これからもわかるように、デザイナーもフレームワークや言語といった技術的要素を扱う。

だから、これら技術的要素を決める場合は、技術的要素を触れる他の職種についても考える必要がある。
そしてエンジニアは技術的要素を導入するとこれまでと何が変わるのかを説明しなければならない。

誰だって未知のものを説明もされないまま体験したくはない。
(エンジニアは未知のものを好むが他の職種の場合はそうでないことのほうが多いだろう)

それに、これまでに扱ったことのない技術的要素ならば学習をしなくてはいけないのでなおさらだ。
学習をするためには時間を使う。サービス開発における時間はとても貴重だ。

我々はスケジュール通りにサービスをリリースすることが求められている。
なるべく形を作るのに時間を使いたい。
この貴重な時間を使うのに値するものなのかを知る必要がある。

技術的要素を双方の同意のもと決定したら、それでおわりではない。

日々サポートが必要である。

新しい技術的要素を扱うにはすんなりといかない。
エンジニアだって悩み試行錯誤しながら徐々に馴染ませていく。

サポートの仕方は、わからないことを聞かれたら直接教えるであったり
エンジニアとデザイナ双方で勉強会を行うことだったりいろいろなやり方がある。

最近では GitHub を用いて Pull Request を使ったワークフローを導入しているところが多いと思う。
この Pull Request 上で「今まではこうやればできていたんだけど、今だとどう書けばいいんだろう」といった疑問を
コメントして自分以外の人に伝えるのも大事である。

公開すれば、そのサービスの担当者、またはそれ以外の人が見てくれ、教えてくれるかもしれない。
他の人を巻き込むのはとても大事なことだ。

疑問を公開することは、サービス開発の時間短縮、品質向上に繋がる。

このように新たな技術を取り込みながらエンジニアとデザイナで相互協力して開発をしていくことが
これからのウェブサービス開発に向き合っていく大切なポイントなんだと思う。


この記事は Pepabo Advent Calendar の 6日目のエントリです。
次は @ume3_ さんです。

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