この記事の目的
我々がインターネットを通じてあれやこれやするためには
DNSが必要不可欠であることは皆さま良くご存じかと思います。
ドメイン名を名前解決するその動作イメージは分かりやすいと思っているのですが、
そこに関わるDNSサーバ(ネームサーバ)と呼ばれるものをややこしく感じるのは私だけでしょうか。。
役割が異なる2つのサーバを一緒くたにDNSサーバと呼んでいることもそうですし、さらにそれぞれに対して同義語が複数存在しているのも原因かと思います。
「今言っているDNSサーバってどれのこと?」
となりがちなので、私の頭の整理がてらまとめておくことにしておきました。
書いていないこと
DNSの仕組みについては一切書いていませんので、他の記事、サイト、本等をご参照ください。
一応一番下に私がDNSを理解するために役立った記事をまとめておきましたので、
ご興味があればご参照ください。
DNS簡易図
以下では上記の図の
DNSクライアント、DNSキャッシュサーバ、DNSコンテンツサーバについての別名、他の呼び方をまとめます。
他にもありましたらぜひ教えてください。
DNSキャッシュサーバ
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フルサービスリゾルバ(フルリゾルバ)
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オープンリゾルバ
通常フルリゾルバは特定のネットワークからのリクエストのみ受け付けるように設定されていますが、不特定多数からのリクエストも受け付けるようになっているフルリゾルバのことをオープンリゾルバと呼ばれています。
セキュリティ的に宜しくありません。 -
パブリックDNS
誰もが利用できるフルリゾルバです。
というと、じゃあオープンリゾルバとの違いは?となりますね。
これはちゃんとした定義は調べても違いが不明だったので参考程度に聞いて欲しいですが、
オープンリゾルバの中でも、ある団体が適切に運用しているものを特にパブリックDNSと呼ばれているように感じました。
GoogleのパブリックDNS(8.8.8.8)が有名です。
DNSコンテンツサーバ
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権威サーバ
-
ルートサーバ
一番上位の権威サーバを特にルートサーバと呼ばれます。
DNSクライアント
- スタブリゾルバ
クライアント、と呼ばれるだけあってこれはDNSサーバではありません。
フルリゾルバはDNSサーバだから、同じようにリゾルバがつくからこっちもそうだと思うとやられます(何に)。
また、単純にリゾルバと言われるときはこのスタブリゾルバだと思っていいです。
参考情報
- とりあえず動かす DNS
(https://zenn.dev/koyamaso/books/cbc1f9f136634c) - 超入門DNS
(https://atmarkit.itmedia.co.jp/ait/articles/1706/21/news041.html) - DNSの仕組みと運用
(https://atmarkit.itmedia.co.jp/ait/series/2257/) - TCP/IP - DNSとは その3
(https://www.infraexpert.com/study/tcpip24.html)