#はじめに
この記事はシスコの有志による Cisco Systems Japan Advent Calendar 2020 (2枚目) の 25日目として投稿しています。
2017年版: https://qiita.com/advent-calendar/2017/cisco
2018年版: https://qiita.com/advent-calendar/2018/cisco
2019年版: https://qiita.com/advent-calendar/2019/cisco
2020年版: https://qiita.com/advent-calendar/2020/cisco
2020年版(2枚目): https://qiita.com/advent-calendar/2020/cisco2 (これ)
2020年も押し詰まってきておりますが、思えば1年も経っていないとは到底思えないぐらい働き方がガラッと変わってしまったのは私だけでは無いと思います。というわけで、今回はテレワークの環境見直し、と題しましたがWEBEXのAPIをつかって・・・という訳ではありません。私なりに「どうしたら、リモートであっても快適にコミュニケーションできるか?」を、主に物理的な工夫で検討した結果をここに共有したいと思います。
机の前に座りっぱになりがちな毎日に変化を、というあなた、或いはこの年末年始の休みを使ってDIY工作にチャレンジという向きのIDEAになれば幸いです!
#ビデオ会議のカメラ目線が気になったら・・・
上から見下ろすような視線や、あたまの先だけの映像などなど。WEB会議に使うPCを普段通りにセットするとどうしてもカメラの位置が低く、「あおり」角がきつくなってしまいますよね。
本を積んで高くしても良いのですが、頻繁にそれをやっていると雪崩が起きて・・・なので、PCスタンドを自作しました。
あとで出てくる書棚で余った2x4の角材をH型に組んで、滑り止めも兼ねた緩衝用スポンジ(黒、5カ所)を貼り付け、これもたまたま転がっていた椅子などに付ける「ゴム足」を付けて出来上がり。
キーボードやタッチパッドを使おうとすると肩がこってしまいますが、外付けマウスなどを使うと操作性を損なうこともありませんね。後ろのiMACのキーボードも同時に使えるようになったのでAmaz○nMusicHDをハイレゾでBGMに仕事もはかどる?
見た目通りのいい加減な工作ですが、プラスチックの既製品よりは自作の木製品、使えば使うほど愛着が沸いてきます。
どうですかね?目線が自然じゃ無いですか?
#ヴァーチャル背景に飽きたら・・・
ヴァーチャル背景も良いのですが、リアルの背景もインパクトがあって良いですよ。空いている壁の空間があれば、2X4の角材を使って簡単に書棚を自作してみました。ホームセンターでは高さを10CMくらい突っ張り調整出来る足を売っていますので、二本角材を突っ張り棒感覚で床から天井まで付けて、それに1x4(厚みが半分の角材)を渡しに固定すれば出来上がりです。釘付けしなくてよいので賃貸住宅でも使えますし、結構しっかりしたモノが出来ます。奥行きは浅いので文庫本くらいであれば問題無いですが、もう少し奥行きがある本は落下防止チェーンで押さえるようにしました。(あくまで自己責任でお願いします)
あと、賞状的なモノがあれば百均でA4フレームを調達して飾るとそれなりに見えるから不思議です。角材をふくめ全部数百円レベルの出費なのでお財布にも優しい。
(ちなみに写真の棚は塗装していません。好みですが白木だと思えば私は気になりません)写り映えは一つ前の写真中、PC画面の背景で確認出来ます。
#ビデオ会議用ワークステーション
CiscoにはDX80というWEBEX専用の端末があり、ビデオ会議の折には大変活躍するのですが、何せオフィス用なのでデカいです(笑)そこで移動できて、必要ない時にはPCや仕事関連の小物を整理するのにも使えるワークステーションを自作しました。
ベースはIK○Aのキッチンワゴンですが、その上に先ほどの2X4の角材(上の木枠は1x4)で固定する木枠を自作しました。現物合わせでお恥ずかしい出来映えではありますけれども、ともすれば散らかってしまいがちな仕事関連の小物たちが貴重なパーソナルスペースを浸食するのをある程度は防いでくれていると思います。多少苦労した点としては少々からだがぶつかっても、地震が来てもDX80が落下することがないようにワゴンに固定した部分ですかね。
DX80でなくても、2ndスクリーン用などにも利用出来るかもです。
基本的にこちらは棚で余った角材を利用しています。
#WLAN改善はAPから
あっ、もう一点のポイントは在宅で仕事をする機会が圧倒的に増えたので必然的に家族とネットワークを共有することになりますよね?(我が家の場合ティーンズからAdult Childまでを含む6人家族なので、特にですが)ご家族のいらっしゃるご家庭ではオンライン授業(学生)やネットフィリックス(主婦の友、韓流ドラマ)を含むストリーミングが常に共存するWi-Fi環境を快適に維持するかも重要なテーマだと思いますので、まずはWLANから行ってみましょう!
映像はまだしも、音声がブツブツ、というのはオンライン会議であるあるの残念なシーンですよね。そこで用意したのは一世代前の11AC規格ながらエンタープライズで実績も十分なCisco AP2802I・1815Iを試して見ました。
こちらはAP2802ですが、家で使うと大きさがやはり目立ちますね(隣にある煙探知機と比較してください)梁が通っているところを選んで取り付け金具をネジ止めしないと、と思うくらいの重量はあります。
MobilityExpressと呼ばれるAP内臓のコントローラを使えば3つのAPをまとめて管理出来ますし、無線という見えない世界を可視化してくれます。
5GHz帯はすいてますね〜仕事部屋、2階共用部分、1階リビング、それぞれが別チャネルで強度に応じて利用されているのが分かります。
がしかーし!2.4GHz帯はこの通りですね〜
何なんですかね、この不正APの山は・・・
結果はというと・・・圧倒的な安定感!Appleの端末だけ数えても20台以上在りますが(12を買っても前世代のIPHONEもそのままデータ用に使ってたりします)「ぱぱー、Wi-Fi使えないよ〜」というサービスコールはほぼ無くなりました(笑)
#DNSセキュリティーで家族を守る!
OpenDNSというサービスは米国ご家庭に安全なウェブサーフィンをという願いを実現する為に2006年ごろスタートしたと言われていますが、その理念はCiscoに買収されてからも無償のサービスとして今でも生きています。DNSサービスの重要性は昨今さらに重要性を増すばかりですが、商用のアンブレラと違いこちらは、おお!という凄い体験が出来るわけでは無いです(笑)ただ、10年近く使っていますが、ふつーにDNSとして使えていますし、変なサイトに誘導されそうになったときにはふつーに警告してブロックしてくれている(と思っています)
ユーザ登録はメールだけで簡単。プロバイダーのグローバルアドレスを登録すれば良いだけです。DynamicIPにも対応していてドメイン解決のパフォーマンスにも不満はありません。(ガチで比較したことはありませんw。個人の感想です)
https://signup.opendns.com/homefree/
もう一つDNS関連のご紹介で最後にします。PI-HOLEという広告をブロックしてくれるツールです。もともとRasPI用に作られたみたいですが、そして我が家でもしばらく使ってましたが、流石に止まったりすることがあって、Ubuntuプラットフォームに移しました。
以後はそこに居るの?と忘れるぐらいの存在ですが、無理矢理挿入される目障りな広告を減らしてくれる効果は期待できます。(余りアグレッシブに設定しすぎると見たい広告が見えない!とユーザからお叱りを受けることがありますのでご注意ください)こちらは無料のオープンソースプロジェクトとして運営されていますが、Donationが期待されています。(ささやかですが私もしました)
https://pi-hole.net/
#終わりに
25日ということで、ゆる〜いNon-Codingの話題、お楽しみ頂けましたでしょうか?皆様の健康とご多幸を祈念しつつ。Merry Christmas and a Happy New Year!
#免責事項
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