#MyDNSとは
MyDNSとはフリーで使えるダイナミックDNSサービス。フレッツ回線など固定IPが経済的にチェレンジングなネットワーク環境でもドメインが使えるというサービス。
しかもmydns.jpなど限られたFQDNでよければ自分のドメインをその下に持つことができるという便利なサービスです。
##まずは登録から
詳しくはホームページに詳しい解説があります。
https://www.mydns.jp/#howtouse
登録を無事終えるとメールが届きます。
そのメールにはマスターIDとパスワードが記載されているので、保存しておくのを忘れないように
MasterID & Password :
mydns12345678 password
マスターIDを使ってログインすると
DOMAIN INFOのページに行って、自分のドメインを登録しましょう
これで、host1.noname.mydns.jp という世界でただ一つのドメインが手に入ります。
Target IDというのが上から3つめの表に見えますが、ここにMasterIDが入っています。
この時点ではMasterIDしか選べませんが、このMyDNSのすごいところは、子IDを作って、複数のサイトに別のドメインをアサインすることができることです。(しかも無料で!!)
##子ドメインを作るために
子ドメインを作るためには、子IDをMasterIDから申請する必要があります。
子IDの申請はMasterIDでログインして、User Infoのページから申請できます。
いくつ申請するかの数(例えば2とする)を決めて申請すると、その数だけChildIDとパスワードが作成されます。
fig. 2
画面イメージ(fig. 2)のように、すでにChiledIDを持っていても、256個まで追加することができます(!)
このIDをつかって、 noname.mydns.jpの下に別のホストのドメインを設定することができます。
fig. 3
図(fig. 3)のHost Nameが「remote1」となっているエントリがあります。ここのTarget IDを(host1とは別の)ChildIDに指定すると、remote1.noname.mydns.jpというドメインでリモートサイトにあるホストのドメインが設定できます。
> remote1.noname.mydns.jp
Server: 127.0.0.53
Address: 127.0.0.53#53
Non-authoritative answer:
Name: remote1.noname.mydns.jp
Address: 14.111.111.111
Name: remote1.noname.mydns.jp
Address: 240b:251: ... :ead2
nslookupで、こんな感じで出てくればOKです。
#IPアドレスの通知することをお忘れなく
通知方法についてはホームページの「Let's Try」のセクションに詳しく載っています。
メールやHTTPでアクセスする方法などいろいろありますが、リモートサイト内にLunuがあるのであれば、そこからWGETコマンドをCRONで定期的にキックする方法が個人的には好みです。
#!/bin/sh
#
# TEST1.MYDNS.JP
/usr/bin/wget -O - 'http(s)://mydns111111:tp5YgZv4@ipv4.mydns.jp/login.html'
/usr/bin/wget -O - 'http(s)://mydns111111:tp5YgZv4@ipv6.mydns.jp/login.html'
#
#
# TEST2.0am.JP
/usr/bin/wget -O - 'http(s)://mydns222222:Ex8ZVkm7@ipv4.mydns.jp/login.html'
/usr/bin/wget -O - 'http(s)://mydns222222:Ex8ZVkm7@ipv6.mydns.jp/login.html'
#
#
# TEST3.0T0.JP
/usr/bin/wget -O - 'http(s)://mydns333333:QC6L2SF8@ipv4.mydns.jp/login.html'
/usr/bin/wget -O - 'http(s)://mydns333333:QC6L2SF8@ipv6.mydns.jp/login.html'
これはホームページの例そのものです。
原典はこちらにあります → https://www.mydns.jp/#lets-try
私が引っかかったのは Fig.3 のリモートサイトのドメイン登録を子IDのログインでサイトに入った後、Domain Infoの登録をして、「子IDではドメインの変更は行えません」的なメッセージが出てきて、あれっと・・・
MasterIDでログインして、そこのDomain Infoのページですべての子IDのドメインを Fig. 3にあるように設定するのですね。ちょっと混乱しやすいかな。
#ドメインを設定した後はサーバのポートはUFWなどを使って防衛することを忘れずに!
ルータのパートフォワーディングの設定とホストのFWの設定の整合性をチェックして漏れがないか、隙間がないか、確認しましょう。BotNetの温床にならないように、ソフトウェアのアップデートもこまめに、ね。