PHPとは
Web開発に特化したサーバーサイドのスクリプト言語のこと。処理がサーバーサイドで行われるのが特徴であり、ユーザーがWebページを訪問するとPHPコードがサーバー上で処理される。そのため、ユーザーはPHPコードを見ることができない。
PHPとHTML
文章や画像、リンクなどのコンテンツを配置し、ユーザーに見せるために使われる。HTML自体は静的であり、ユーザーの操作に応じてページが動的に変わることはない。
Webページに動的な機能を追加するために使われる。PHPを使うことでデータベースから情報を取得したりと、ユーザーのリクエストに応じてページの内容を動的に生成することができる。PHPはサーバー上でHTMLを動的に生成する。
静的と動的
静的
- ユーザーに応じて変わらない
誰がそのページを訪れても、同じ内容が表示される。
- サーバー側の処理が少ない
サーバーがそのままファイルを提供するだけなので高速。
(使用例)紹介ページやブログなど
動的
- 内容が変わる
ページの内容は固定されておらず、サーバー上でリアルタイムに生成される。
そのため、動的なページは、ユーザーごとに異なる情報を表示できる。
- データベースと連携
データベースと連携することで、ユーザーがリクエストするたびに最新のデータを取得して表示する。たとえば、商品一覧ページでは在庫の情報を動的に表示できる。
- サーバー側での処理が必要
サーバーがユーザーからのリクエストに応じて、動的ページを生成する。そのため、静的なページに比べて処理が多くサーバーの負荷が高くなる。
(使用例)amazonなどのecサイト、Twitterなど
基本のPHPコード
PHPコードは <?php
と ?>
の間に書かれる。
<?php
echo "Hello, World";
?>
変数の宣言
PHPでは変数は $
で始まる。以下では、変数 name
に "hase" を代入し、出力している。
<?php
$name = "hase";
echo "Hello, " . $name . "!";
?>
条件分岐
if
文を使って条件分岐を行うことができる。
<?php
$score = 85;
if ($score >= 90) {
echo "excellent";
} elseif ($score >= 70) {
echo "nice";
} else {
echo "bad";
}
?>