はじめに
新卒でエンジニアになった方は、そろそろ研修も終わり各部署に配属されている方も多いのではないでしょうか。
駆け出しエンジニアから、チーム開発へジョインすることになった方もいるかもしれません。
個人でのスキルアップからチームでの共同開発に移行し、その多くで利用されているGitHubですが、Gitの全体像がまだよくわからないうちはコマンド一つ入力するのも怖くなるかもしれません。
とくに、削除するとき。
きょうは、ブランチを削除するときのコマンドについて整理してみようと思います。
🗑️Git でブランチを削除する方法
ブランチを削除、というとパターンは2つあり、それぞれ入力するコマンドが少しずつ違います。
a. ローカルブランチを削除するパターン
自分のPCのCドライブに構築したローカルリポジトリ内にあるブランチを削除したいパターンです。
b. リモートブランチを削除するパターン
GitHub上のリモートリポジトリにあるブランチを削除したいパターンです。
a. ローカルブランチを削除するパターン💻
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ブランチを確認する
まずは対象となるブランチの確認です。
削除する前に、削除したいブランチ以外のブランチにチェックアウトしておく必要があります。git checkout master # 削除したいブランチの他にmasterブランチがある場合
- 削除したいブランチにいる状態では、削除を実行できないことに注意
- と同時に、削除対象でないブランチにいさえすればどのブランチでも削除できてしまうことに注意が必要です⚠️(チームによっては操作に制限がかかっている場合もあるかもしれませんが…)
- ローカルブランチを削除する
削除コマンドは以下の通りです。
git branch -d ブランチ名 # マージ済みのブランチを削除する場合
マージされていないブランチを強制的に削除したい場合は、-D オプションを使います。
強制的に削除されてしまうため、実行する前によく確認してください!
git branch -D ブランチ名
b. リモートブランチを削除するパターン🌐
削除コマンドは以下の通りです。
git push origin --delete ブランチ名
リモートブランチの削除は共同開発しているほかのメンバーにダイレクトに影響を与えるので、よくよく確認した上で実行しましょう!
まとめ
《ローカルブランチを削除したい場合》
git branch -d ブランチ名 # マージ済みのブランチを削除する場合
git branch -D ブランチ名 # マージされていないブランチを強制削除する場合
《リモートブランチを削除したい場合》
git push origin --delete ブランチ名
自分自身がどんな状態で・どこにあるブランチを削除しようとしているのか確認した上で実行しましょう!
特にリモートブランチを削除する場合は、他のチームメンバーに削除の影響を与える可能性があるので注意してください…!⚠️
各コマンドを実行する前に、そのブランチの内容が不要になったことをよく確認してから削除するようにしましょう!