まとめ
Power AutomateからAzure DevOpsのユーザー追加を行う場合、APIのエンドポイントは通常とは異なるため、Azure DevOpsコネクタではなくHTTPコネクタを使用することで実施できた。
うまくいかない方法と原因
最初は、Azure DevOpsのコネクタを使えばできるだろうと安易に思っていました。
しかし、Power AutomateのAzure DevOpsコネクタのリファレンスを見たところ、組織へのユーザーの追加アクションは存在しません。
だったらAPIを呼べばと思いAzure DevOpsのAPIリファレンスを調べたところ、User Entitlements - Addでユーザーの追加ができることはわかりました。
しかし、これをAzure DevOpsコネクタのHTTPリクエストから呼び出してもうまく動きません。
よくみたところ、APIのエンドポイントがdev.azure.comではなくvsaex.dev.azure.comになっています。コネクタからはURLの一部しか渡していないため、おそらくこれが原因でしょう。
動いた方法
なので、Azure DevOpsコネクタは諦めて、HTTPコネクタを使用しました。認可はPATを用いることで可能だったのですが、コネクタの制約でユーザー名を省略できなかったため、RAWを指定して自分でヘッダーに与える値を生成しています。
base64(concat(':', variables('PAT')))