1. 必要なツールのインストール
sudo apt-get install qemu-utils
このコマンドは、VHDファイルを作成し、管理するために必要なqemu-utils
をインストールします。
2. VHDファイルの作成
qemu-img create -f vpc /path/to/new.vhd 10G
ここで、-f vpc
オプションはVHDファイルフォーマットを指定し、/path/to/new.vhd
はファイルの保存場所と名前、10G
はファイルサイズです。
3. nbd
モジュールのロード
sudo modprobe nbd max_part=8
このコマンドは、nbd
カーネルモジュールをロードし、最大8個のパーティションをサポートするように設定します。
4. VHDファイルをネットワークブロックデバイスとして接続
sudo qemu-nbd --connect=/dev/nbd0 /path/to/new.vhd
これで、VHDファイルが/dev/nbd0
としてシステムに接続されます。
5. ファイルシステムのフォーマット
パーティション分けを行わず、直接デバイスにファイルシステムを作成します。
sudo mkfs.ext4 /dev/nbd0
このコマンドは、/dev/nbd0
にext4ファイルシステムを作成します。
6. パーティションのマウント
フォーマットが完了したら、デバイスをマウントします。
sudo mount /dev/nbd0 /mnt
これで、マウントポイント/mnt
を通じてVHDファイルの内容にアクセスできるようになります。
7. 使用後の後片付け
作業が完了したら、マウントを解除し、デバイスの接続を解除します。
sudo umount /mnt
sudo qemu-nbd --disconnect /dev/nbd0
これらの手順に従うことで、VHDファイル全体を一つのパーティションとして扱い、ファイルシステムを作成し、マウントすることが可能です。