Retrieval-based Voice Conversion WebUI (RVC WebUI) のインストール方法

概要:
Retrieval-based Voice Conversion WebUIは、声の機械学習を効率的に行うためのツールです。ここでは、Ubuntu環境でのインストールと設定方法について説明します。

事前準備:

• Ubuntu 20.04またはそれ以降のバージョンがインストールされていること
• Python 3.10がインストールされていること

インストール手順

1. リポジトリのクローン

   • まず、公式のGitHubリポジトリからRVC WebUIのコードをクローンします。

   git clone https://github.com/liujing04/Retrieval-based-Voice-Conversion-WebUI
   cd Retrieval-based-Voice-Conversion-WebUI
   

2. run.shの編集

   • 仮想環境を作成するためのrun.shを、Python 3.10を使うように編集します。

   nano run.sh
   

   • 具体的な変更箇所は次のとおりです：
     • .venv/bin/python3.8 を .venv/bin/python3.10 に変更します。

3. 仮想環境のアクティベート

   • run.shで作成された仮想環境をアクティベートします。

   source .venv/bin/activate
   

4. 不足しているパッケージのインストール

   • 仮想環境内で、run.shを実行するために必要な以下のPythonパッケージをインストールします。

   • python-dotenv:

     pip install python-dotenv
     

   • numpy:

     pip install numpy
     

   • soundfile:

     pip install soundfile
     

   • torch:

     pip install torch
     

   • ffmpeg-python:

     pip install ffmpeg-python
     

   • av:

     pip install av
     

   • scipy:

     pip install scipy
     

   • faiss-cpu:

     pip install faiss-cpu
     

5. run.shの実行

   • 必要なパッケージがインストールされ、環境が整ったらrun.shを実行します。

   sh ./run.sh
   

以上で、Retrieval-based Voice Conversion WebUIのインストールが完了し、起動することができるはずです。