Windows10に構築したIIS10でPHP Laravelを動かすまでの手順を残します。
まずは、https://windows.php.net/download/から
Non Thread SafeのZIPファイルをダウンロードして、
所定のフォルダに展開します。
※システムドライブ直下に展開した
PHPインストールフォルダを右クリックしてプロパティを表示し、適切なACLを付与するため、セキュリティタブからアクセス可能なユーザーを確認。
IISで稼働するユーザーはデフォルトでは「IIS_IUSERS」です。
「IIS_IUSERS」がアクセス権を持っていないようでしたら、追加してください。
SQLSRVのドライバをMicrosoftのサイトからダウンロードし、PHPインストールディレクトリ内のextフォルダにdllをコピーしてください。
composerを使って、プロジェクト作成
・コマンドプロンプトを管理者モードで起動
・c:\inetpub\wwwroot に移動し、以下のコマンドを発行
composer create-project laravel/laravel --prefer-dist プロジェクト名
※すでにcomposerを導入済で、バージョンが一致していない場合、次のコマンドで最新にアップデートを行います。
composer self-update
※Composer¥Exception¥NoSslExceptonが出たら[php.ini]の編集が必要。
・extension_dir = "ext" ←この行を有効化
・extension = openssl ←この行を有効化
ここまでやったら一度、管理者権限のコマンドプロンプトでプロジェクト直下に移動し
php -S localhost:8000 -t public
をたたいてみましょう。
ブラウザから
http://localhost:8000
をたたいてみて、Laravelのデフォルト画面が表示されればOKです。
一度、アプリケーションサーバーを停止して後続の処理を続けます。
プロジェクト内の「.env」ファイルを開いてDB接続を変更します。
DB_CONNECTION=sqlsrv
DB_HOST=127.0.0.1
DB_PORT=1433
DB_DATABASE=データベース名
DB_USERNAME=接続ユーザー
DB_PASSWORD=接続パスワード
次に[config/database.php]を開いて
'default' => env('DB_CONNECTION', 'mysql'),
を
'default' => env('DB_CONNECTION', 'sqlsrv'),
と修正します。
次に「Database Connections」の
'connections' => [
以降に記載された「'sqlsrv' => [」を見つけ、
'sqlsrv' => [
'driver' => 'sqlsrv',
'host' => env('DB_HOST', 'localhost'),
'port' => env('DB_PORT', '1433'),
'database' => env('DB_DATABASE', データベース),
'username' => env('DB_USERNAME', 接続ユーザ),
'password' => env('DB_PASSWORD', 接続パスワード),
'charset' => 'utf8',
'prefix' => '',
],
更に、php -S localhost:8000 -t publicで動作確認してみましょう。
これで、構築は完了です。