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3年前の自分が持っておいた方がよかった学習のマインドセット

Last updated at Posted at 2024-11-30

「市場なんてクソくらえ!」

自分が学習することにおいて、どこがホットな領域か、何がトレンドか、という市場を考え、そこに対してマーケティングすることは無意味である。

自分が学習することにおいて、一番マーケティングすべき対象は自分である。

そして、日々の学習の上で、持っておくべきマインドセットは4つある。

4つのマインドセット

  • collector's fallacyに陥らない
  • syntopical readingをする
  • この世のカオスに対して寛容であれ
  • 歴史の風雪に任せる

collector's fallacyに陥らない

Elaborationなしに集めようとするな。

ただ収集してもゴミの山にしかならない。

動きが激しい領域だから、ベストプラクティスを、金言を、最先端を、データを、単語を、数式を…と求めて、とにかくたくさん集めようとすることはあろう。

もちろん知っていることは悪くはないが、骨を折らずに得たようなデータは情報にはなっても知識にはならないだろう。

学習者は、知識を獲得しなければならず、さらに知恵を身につけなければならない。そのためには、Elaborationを必ず伴う。

syntopical readingをする

「この本が話題だから、この本が一番有名だから、これを読む」、ということをやりがちである。そして、その本に関する他の書籍を読まない。

勿体無い!

一冊読んだら、それに関する知識がたまり、理解が進む。別の同じ領域の本を読んだら、もっと素早く、もっと深く、もっと鋭く、読むことができる。

そして、それぞれの著者の意見の違いを見つけ、自分の意見や考えを作ることができる。

この世のカオスに対して寛容であれ

この世はシンプルではない。

単一の基準や、非合理性の入る余地のないフレームワーク、これらを採用すると、この世はシンプルに映る。

しかし、それは世界を曲解しているのであって、事実ではないし、真理には至らず、価値を創出することからも遠ざかる。

カオスをカオスとして、寛容に受け入れるべきである。

シンプルなフレームワークやアイデアが出てきた時には眉唾物である。syntopical readingをすることで、相反する事実を見つけることをこころがけるべきである。

歴史の風雪に任せる

自分をマーケティングの対象とすることは、圧倒的なブルーオーシャンである。ブルーオーシャンであるが、しかし、誰も生息できないような深海であるかもしれない。

自分の興味と自分のやりたい仕事のために、syntopical readingをやり、elaborationをかかさずやり、カオスに向き合っていくこと、これのコスパは見合うのだろうか?

それは歴史の風雪に任せるべきである。

他人になんと言われようとも、その時限りである。歴史の風雪の方が圧倒的に強く、信頼できる。

そして、存在するかどうかわからない集団のマーケティングの結果よりも、自分という確固たる存在をマーケティングした結果の方が、歴史の風雪に耐え、リターンが来る確率は高いだろう。

まとめ

「市場なんてクソくらえ!」

自分をマーケティングして、自分の興味をつきつめろ。ゴミの山を作るな。

最後は歴史の風雪がなんとかしてくれる。

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