R Notebooksで分析し作成した図表をプレゼンするのは頭痛の種でした。Rから画像を出力しPowerPointにコピペするか、ioslides_presentationなどにするかしかありませんでした。前者はデータや計算手法が変わるたびにコピペしなおす必要があります。一方、ioslides_presentationは機能が不十分ですし、ルックがPowerPointと異なるので悪目立ちします。
なんと、RStudioでは次期バージョン1.2からPowerPointをknitできる機能が付きます。現行の1.1でもひと工夫すればその機能を先取りできるので紹介します。
Pandoc 最新版をインストール
R Markdown文書のYAMLに下記を記述
title: "hoge"
output: powerpoint_presentation
コンソールかR scriptで下記を実行
setwd("C:/Users/your/working/directory")
rmarkdown::render("yourRMD.Rmd", output_format = "powerpoint_presentation")
これだけです。
R presentationでは面倒だった2列レイアウトのスライドも簡単にできそうです。詳しくはR Markdown: The Definitive Guideのここに載っています。
- PowerPoint固有の機能(SmartArtなど)を使ったスライドをPowerPointで作成
- プログラマティックに作った図表のスライドやテキスト主体のスライドはR Markdownからpptxをknit
- 1と2をPowerPoint上で結合し手直し
というワークフローでプレゼン準備が効率的になります。ぜひお試しください。