Appiumについて

Appiumはスマホアプリ向けテスト自動化ツールです。
iOS、Android、FirefoxOSに対応しております。

より詳しい説明は以下を参照ください。

使用環境

Appiumはnpm経由でインストールします。
そのため、nodeをインストールしていない場合はインストールし、以下のように実行します。

$ brew install node
$ npm install -g appium

AppiumからiOSシミュレータを利用するために以下を実行します。

$ sudo authorize_ios

今回はRubyでテストを実行します。
そのため、Rubyをインストールしていない場合はインストールし、Bundlerもインストールします。

$ \curl -L https://get.rvm.io | bash -s stable --ruby
$ gem install bundle

Appiumのサンプルコードはここからダウンロードできます。

必要なGemをインストールするため、ダウンロードしたサンプルコードの sample-code/examples/ruby ディレクトリで以下を実行します。

$ bundle update

今回はTestAppのテストをします。
sample-code/apps/TestApp ディレクトリに移動し、以下を実行します。

$ xcodebuild -sdk iphonesimulator7.1

新たにbuildディレクトリが作られ、build/Release-iphonesimulator ディレクトリに TestApp.app というファイルが作られたことを確認します。

ターミナルをもう一つ開き、以下を実行します。

$ appium &

別のターミナルで、sample-code/examples/ruby ディレクトに移動し、以下を実行します。

$ bundle exec ruby simple_test.rb

appium & を実行したターミナルにログが出力され、エミュレータが起動し、テストが行われます。
テストが終わり、"Tests Succeeded!"が出力されれば成功です。

appiumを強制的に終了させる場合は以下を実行する。

$ killall -9 node

テストしたいXcodeのプロジェクトで以下のコマンドを実行します。

$ xcodebuild -sdk iphonesimulator7.1

CocoaPodsなどを利用している場合はワークスペースとスキームを指定します。

xcodebuild -workspace MyApp.xcworkspace -scheme MyApp -sdk iphonesimulator7.1

任意のディレクトリに .app ファイルを生成したい場合は以下のように実行します。

xcodebuild -workspace MyApp.xcworkspace -scheme MyApp -sdk iphonesimulator7.1 -derivedDataPath path

simple-test.rb を参考に、APP_PATH を書き換え、button(1).click など動作を記述していきます。
実行は前述と同様です。