AWSはついにOfficeアプリまで浸食しに行くのか、Microsoft Excel や Google Spreadsheet的なやつ。
AWS Honeycode はローコード・ノーコードつまり、プログラミング言語を書かなくてもスマホアプリやWEBアプリを開発できる開発環境のサービス。現在AWSからプレビュー提供中(2020/6月~, 7月現在)。Honeycodeで開発するアプリのデータを保存したり取り出したりするデータベースとしてExcelみたいな Amazon workbook が使える。
ならば Amazon workbook を調べてみよう
何ができるのか?
- **【保存】**オンラインストレージ(Amazon Drive)に作成した「表データ(amazon workbook)」を扱える。アップロードやダウンロードの機能は見つからなかった。
- **【データ追加/削除】**レコードの入出力ができる(データをworkbookに入力、データをworkbookで表示)。
- **【表計算】**表計算としても機能する。表形式で印刷もできる。
表計算できるのかな?
Excelと同じ関数 合計Sum や 平均Average 他 が同じ書式で使える。
セルの式を、コピー&ペーストで複製できる。
日本語データも扱える。セル[A6]とセル[B6]の文字列連結ができる。
利用できる関数はExcelとほぼ同じ。前方一致検索してくれるので、例えば"cou"..と入力すれば関数の候補一覧が表示される。
関数の書式(使い方)も表示される。
workbookのメニュー
表示スタイル
データを都度、[追加/削除]するスタイルか、Excelワークシートみたいな表示スタイルか切替ができる。
印刷
表示スタイルがワークスタイルの場合、[印刷]アイコンが表示される。
(1)印刷プレビューが表示されて、
(2)パソコン標準の印刷ダイアログに連携、プリンターに出力できる。
文字修飾、セル修飾
表の見た目(文字/セル修飾)は、[Style]アイコンで文字の大きさ、太文字、下線、色などを選べる。
ファイル操作
ファイル名の変更:例えば、表データの名前を「表その1」に変更して保存する。
テーブル名の変更:日本語にできなかった。英語なら変更可能。
まとめ
AWSがOfficeアプリも提供するというよりは、スマホやWEBアプリのデータとしてExcel形式のデータベースとして扱うためのworkbookの様です、今のところ。そしてプログラミング言語を書かなくてもアプリを開発する手法として、最初にWorkbookでデータを作成し、そのデータを基にウイザード形式でアプリを自動作成するのが AWS Honeycode 。
本記事の通り表計算としても機能するので、アプリ側で合計やら平均やらをプログラミングで計算しなくてもアプリに表示できるので、業務でExcel得意なEUC担当者など、サーバーネットワークインフラを知らなくても、アプリ開発の経験がなくても、アプリを作成できる時代が到来したのですね。