Marpとは
Marpとは、Markdown記法で書いてプレゼンテーションスライドができるフリーソフトです。
Powerpointやkeynoteのように手が込んだ作業はできないにしろ、簡単に、迅速にスライドを作りたいときに非常に便利です。
Marpの特徴
どのようなときにMarpを使って、どんなことができるのか以下に書き出してみました。
- Markdown記法でさっとシンプルなスライドを作りたいとき。
- 日本製のものを使いたい時。
- pdfに出力したいとき。
- 二つのテーマ(デフォルト、ガイア)と背景画像設定ができる。
- 数式を表示することができる。
- Zipファイルを解凍するだけで使える。
https://yhatt.github.io/marp/#
実際のプレゼンテーション製作
次では実際にプレゼンテーションスライドを作っていきます。
初期設定
高さheightと幅width
全てのスライドの高さと幅をを変えられます。単位の指定はin``mm``cm``pt
とpc
が選べます。
例
<!-- $width: 12in -->
<!-- $height: 14px -->
縦横の比率設定
スライドの縦横の比率を設定することができます。
指定できる種類として16:9``4:3``A0-A8``-portrait ``B0-B8
が指定できます。
例
<!-- $size: 16:9 -->
テーマ
テーマはファイルの最初に書き加えることで設定することができます。
テーマ名 | 値 | 書き足すもの |
---|---|---|
デフォルト | default | |
ガイア | gaia |
templeteというものが指定できinvertにすると色が背景と逆転します。
例
<!--
$theme: gaia
template: invert
-->
ページ数表示
右下にページ数を表示することができます。ここでtrue
ではなくfalse
とすると表示されなくなります。
例
<!-- page_number: true -->
フッターfooterの設定
真ん中下にフッターを表示することができます。
例
<!-- footer: this is the footer -->
スライド関係
スライドの分割
スライドを分割するには---
を代入すればいいです。
例
# slide 1
---
# slide 2
画像の挿入
画像は以下のように書けば入れることができます。
例
# 画像を挿入

# 画像の大きさをスライドサイズの比率で指定する

# 背景画像を挿入

# 背景画像の大きさをスライドサイズの比率で指定する

# 背景画像を連続して書くと水平方向(横)に分割される


参考リンク
サンプルコード
実際に使えるサンプルコードを載せておきます。
サンプルコード
<!-- $theme: gaia -->
<!-- footer: This is the footer -->
<!-- page_number: true -->
<!-- template: invert -->
## Marpって何
<書きたいこと>
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## Agenda
<書きたいこと>
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## 何をしているのか
<書きたいこと>
## スライド製作
<書きたいこと>