背景
コロナ禍で非対面受け取り、置き配が一般的になった。
現在も置き配のサービスは継続しているものの、一部(というかAmazon/ヤマトのEasy以外)は在宅確認後の置き配に限定されている。
一方でPostコロナにおいて外出する機会も多くなり、置き配希望にもかかわらず受け取れない機会が増えてきた。
外出中でもインターホンを受け取れるようなシステムを構築する。
ただし、セキュリティ性を重視し、DahuaのApp並びに中国サーバへの通信は一切発生させないように考慮する。
必要なもの
- Dahua IP Indoor Monitor VTH (VTH2421FW-Pを利用)
- Dahua Door Station VTO(VTO1201G-Pを利用)
- Asterisk pbx
- Homebridge
- Zoiper Lite(iPhone用App)
前提(この記事では触れないもの)
- セットアップ済みのHomebridge
- コンパイル済みのAsterisk
Dahua初期セットアップ中のハマりポイント
- Dahua VTOの中にはSIPサーバ機能を持っている機種と、持っていない機種があり、私が買ったものはSIPサーバ機能がない機種だった。それに気が付かず設定を進めて、VTO~VTH間で疎通が取れないこと1日。箱をよく見ると "SUB DOOR" STATIONと書かれていた。。
Asterisk pbxを利用したのはそのような理由からだが、SIPサーバ機能を持つVTOを追加購入したので届いたら追記します。 - Dahua VTHはDHCPによるIP取得が可能だが、VTOはなぜかstatic設定のみ。デフォルトは192.168.1.0/24のセグメントに設定されているようなので、PC側で同セグにIPを設定し、通常利用セグメントのIPを振る必要がある。
- Dahua社製のconfig toolはあってもなくてもどちらでもよい。機種判定が甘いのか、実機で実装されていない機能でも設定ができてしまうので、設定はconfig toolではなく実機でやったほうが良さそう。
VTH設定メモ
- Settingには2画面あり、Settingを短押し/長押し+パスワード。前者(以下表画面)は着信設定系、後者(以下裏画面)はIP等の設定
- SSHも許可できるようだが、情報取得のみで各種設定ができるようには見えなかった。
- 各項目の説明
- 表画面
- Ring
- VTO/VTH/Alarm Ring:着信音。SDカードを取り出しmp3を配置することで追加できるとの情報あり
- Other:着信時間、マイク、スピーカーのボリューム
- Alarm
- よくわからない
- Mode
- Home Away Sleep Customのモードが設定できるが、設定すると何がおきるのかが不明
Away だったらiPhoneに転送する、というのを実現したいがいまのところできず。
- Home Away Sleep Customのモードが設定できるが、設定すると何がおきるのかが不明
- Forward
- Always:常に転送する。ONにすると転送されることが確認できた。
- Busy:応答できなかった場合に転送する、だと理解しているが転送されなかった。
- No Answer:応答できなかった場合に転送する、だと理解しているが転送されなかった。
BusyとNo Answerの違いがよくわかっていない。
- General
- Time:ntp設定
- DND:マニュアルを読んだ感じだと、非通知時間の設定?
- Other
- Auto Capture:着信時にVTOの映像を3枚取得してくれる
- Ring
- 裏画面
- 後ほど記載
- 表画面
VTO設定メモ
http://IP で管理画面にアクセス可能
- Local Setting
- Basic
- Device Type:Second Confirmationだと2台目以降の設定になり、SIPサーバの機能が無効化される。機種によってはこの値から変更ができない(変更できない=SIP機能はない機種ということ)
- Villa CallNo:ボタンを押下したときの通話先番号。通常はVTHにする。
- No:自身の番号
- Video & Audio
- Audio Control
- Voice Pronpt Sound:ボタンを押下したときの英語音声のON/OFF
- Alarm:電源ON時のビープ音 うるさいのでDisableにした
- Audio Control
- Basic
長くなったので一旦ここまで。