クライアントHyper-Vで作成したVM使えばいいやと思って使っていないかったVagrantをいまさらながら使ってみる。
コマンドプロンプトが使いづらいのでCygwinで操作してますが、コマンドプロンプトでもほとんど変わらないはず。
VirtualBoxのインストール
まずは、以下のサイトからVirtualBoxをダウンロード&インストール。
せっかく入っているクライアントHyper-Vを使ってもできるのかもしれないが、とりあえず情報のたくさんある、VritualBoxにしてみる。
Vagrantのインストール
続いて、Vagrantをダウンロード&インストールする。
URLは以下。
インストールできたら、vagrantコマンドが使えるか確認。
$ vagrant.exe --version
Vagrant 1.8.1
MSVCR100.dllのインストール
VirtualBoxとVagrantをインストールしただけだと、vagrant box addとかでエラーとなってしまうので、MSVCR100.dllをインストールする。
※x86版だけだとエラーが解消されなかったので、両方インストールしておいた。
x86版は以下。
https://www.microsoft.com/ja-jp/download/details.aspx?id=5555
x64版は以下。
https://www.microsoft.com/ja-jp/download/details.aspx?id=14632
これでセットアップは完了。
Vagrantを使ってみる
セットアップできたので、とりあえず使ってみる。
今回は、公式サイトで公開されている、centos6.7のBoxを使用する。
まずは作業用ディレクトリの作成
$ mkdir vagrant/centos67
$ cd vagrant/centos67
作業用ディレクトリに移ったら、vagrant.exe initでcentos6.7のBoxを準備する。
$ vagrant.exe init bento/centos-6.7
すると、カレントディレクトリにVagrantfileというVMの設定を記述するファイルができるが、今回は「とりあえず使う」ことが目的なので編集しない。
ここまで来たら、あとはVMを起動して接続するだけ。
まずはVMの起動。はじめはBoxファイルをダウンロードしてくるので、結構時間がかかるが放置しておいてOK。
なお、Hyper-Vを使っている場合、VirtualBoxとHyper-Vが競合してしまうので、その場合は、Hyper-Vを使っている環境でVMware playerを使用するを参考に、Hyper-Vをオフにする。VMware playerとなっているが、VirtualBoxでも同じ。
$ vagrant.exe up
vagrant.exe upが完了したら、以下コマンドでVMにアクセス。VMからログアウトするには、ふつうにexitすればよい。
$ vagrant.exe ssh
[vagrant@localhost ~]$
[vagrant@localhost ~]$ cat /etc/centos-release
CentOS release 6.7 (Final)
[vagrant@localhost ~]$
[vagrant@localhost ~]$ exit
logout
Connection to 127.0.0.1 closed.
VMを停止するには、以下のようにする。
$ vagrant.exe halt
==> default: Attempting graceful shutdown of VM...
以上