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【Rails】 binding.pryの活用方法

Last updated at Posted at 2020-09-28

この記事では、binding.pryの使い方を解説しています。
 
binding.pryを活用することで、
・一次ソースに触れる機会が増え、学習効率が上がる
・binding.pryを複数設置して、paramsの流れが理解しやすくなる

など、たくさんメリットがあります。
 
自分みたいな、初学者方の参考になればと思い、記事にしてみました。
前提

チャットアプリを題材にbinding,pryの使い方を学びます。
(注意:この記事ではチャットアプリは完成しません!チャットアプリ作成の記事ではありません)

開発環境
・ruby 2.6.5
・Rails 6.0.3.3

完成イメージ

chat_demo.gif

ER図

名称未設定ファイル (1).png

必要なテーブル
・usersテーブル
・roomsテーブル
・entriesテーブル (中間テーブルです!)

流れ

①user, room, entryモデル、テーブルを作成(下準備)

②アソシエーションを書く(下準備)

③Gemfileにpry-railsを追加してbundle installを実行(下準備)

④ビューにform_withを用意

⑤roomsコントローラーにcreateアクションを書く

①user, room, entryモデル、テーブルを作成(下準備)

userモデルのマイグレーションを編集
userモデルは、deviseを使って作成しているものとします!

db/migrate/xxxx_devise_create_users.rb
class DeviseCreateUsers < ActiveRecord::Migration[6.0]
  def change
    create_table :users do |t|
      t.string :nickname,  null: false
      t.string :email,     null: false, default: ""
      #省略
    end
    #省略
  end
end

usersテーブルには、nicknameとemailのカラムを用意しています。

roomモデルのマイグレーションを編集

db/migrate/xxxx_create_rooms.rb
class CreateRooms < ActiveRecord::Migration[6.0]
  def change
    create_table :rooms do |t|
      t.string :name, null: false
      t.timestamps
    end
  end
end

roomsテーブルには、nameのカラムを用意しています。

entryモデルのマイグレーションを編集(下準備)

db/migrate/xxxx_create_entries.rb
class CreateEntries < ActiveRecord::Migration[6.0]
  def change
    create_table :entries do |t|
      t.references :room, foreign_key: true
      t.references :user, foreign_key: true
      t.timestamps
    end
  end
end

entriesテーブルは、usersテーブルとroomsテーブルを繋ぐ中間テーブルなので、
user, roomそれぞれを外部キーとして、references型で保存するようにしています。

②アソシエーションを書く(下準備)

一人のuserは複数のroomに入れて、
一つのroomは複数人のuserが入るので、
usersテーブルとroomsテーブルは「多対多」の関係になります。
以下のように、アソシエーションを記述します。

userモデル

app/models/user.rb
class User < ApplicationRecord
  #省略
  has_many :entries
  has_many :rooms, through: :entries
end

roomモデル

app/models/room.rb
class Room < ApplicationRecord
  has_many :entries
  has_many :users, through: :entries
end

entryモデル

app/models/entry.rb
class Entry < ApplicationRecord
  belongs_to :room
  belongs_to :user
end

③gem 'pry-rails' をインストール(下準備)

pry-railsをインストールできるようGemfileに記述して、bundle installを実行します。
参考 : rweng/pry-rails: Rails >= 3 pry initializer - GitHub

Gemfile
gem 'pry-rails'
ターミナル
% bundle install

④ビューにform_withを用意

新しくルームを作成するために、roomsコントローラーにnewアクションを定義します。

app/controllers/rooms_controller.rb
class RoomsController < ApplicationController
  def new
    @room = Room.new #newメソッドでインスタンスを作成
    @users = User.all #全ユーザーのレコードを取得
  end
end

 
ビューには、フォームを設置します。
チャットルーム名(name)を入力し、チャットしたい相手(user_ids)を選べるようにします。

app/views/rooms/new.html.erb
<%= form_with model: @room, local: true do |f| %>
  <%= f.label :チャットルーム名%>
  <%= f.text_field :name%>            <%# 入力したチャットルーム名を取得 %>
  <label>チャットしたい相手</label>
  <select name="room[user_ids][]">        <%# 選択したユーザーを取得 %>
    <option value="">未選択</option>
    <% @users.each do |user| %>
      <option value=<%= user.id %>><%= user %></option>
    <% end %>
  </select>
  <%= f.submit %>
<% end %>

ここで、user_idsと複数形になっているのは、自分と相手の2人分保存するからです!
userモデルにて、has_manyを定義したことで、_idsメソッドが使えるようになりました!
参考 : Active Record の関連付け - Railsガイド

実際にフォームへ入力してみます。
すると下記のように、ユーザーが誰が誰だか分からないではありませんか!

ユーザー一覧表示_失敗

では、何が原因でこの出力が得られたのか推測します。

考えやすくするために、ユーザー選択の記述を、rubyの文法で書き直してみます。

@users.each do |user| 
 user 
end 

@usersは、roomsコントローラーのnewアクションで定義しているインスタンス変数で、
@users = User.allと定義しています。
ビューの中では、each文による繰り返し処理によって、@usersから一人ずつ取り出しています。

では、binding.pryを使って、出力される値を確認してみましょう。

app/views/rooms/new.html.erb
<%= form_with model: @room, local: true do |f| %>
  <%= f.label :チャットルーム名%>
  <%= f.text_field :name%>            <%# 入力したチャットルーム名を取得 %>
  <label>チャットしたい相手</label>
  <select name="room[user_ids][]">      <%# 選択したユーザーを取得 %>
    <option value="">未選択</option>
    <% @users.each do |user| %>
      <% binding.pry %>                  <%# 👈each文の中にbinding.pryを設置!! %>
      <option value=<%= user.id %>><%= user %></option>
    <% end %>
  </select>
  <%= f.submit %>
<% end %>

 
ブラウザをリロードすると、ターミナルに以下のような出力が表示されます。

ターミナル
     3:   <%= f.text_field :name%>
     4:   <p><label>チャットしたい相手</label></p>
     5:   <select name="room[user_ids][]">
     6:     <option value="">未選択</option>
     7:     <% @users.each do |user| %>
 =>  8:     <% binding.pry %>
     9:       <option value=<%=user.id%>><%= user %></option>
    10:     <% end %>
    11:   </select>
    13:   <p><%= f.submit%></p>

[1] pry(#<#<Class:xxxx>>)> 

=>で、ビューの8行目で処理を止めてるよ!とターミナルが教えてくれています。
 
7〜10行間は、each文で繰り返し処理していることから、
繰り返し処理の1回目で、一時的に処理を止めてくれています。

したがって、userには一人目のデータが格納されていると考えられます。
では、実際にuserの値を確認してみましょう。

ターミナル
[1] pry(#<#<Class:xxxx>>)> user
=> #<User id: 1, nickname: "user_1", email: "test@1">
[2] pry(#<#<Class:xxxx>>)> user.nickname
=> "user_1"

[1]pry> の後に、を入力することで、
=>後に、を出力してくれます。

userには、idが1であるユーザーのレコードが格納されていることが確認できました。
 
今回はユーザー名を一覧表示させたいので、nicknameの値だけを取り出すことにします。
2回目のpryで、user.nicknameと記述すると、ユーザー名を取り出せると確認できました。
したがって、ビューファイルを下記のように書き換えます。

app/views/rooms/new.html.erb
<%= form_with model: @room, local: true do |f| %>
  <%= f.label :チャットルーム名%>
  <%= f.text_field :name%>            <%# 入力したチャットルーム名を取得 %>
  <label>チャットしたい相手</label>
  <select name="room[user_ids][]">      <%# 選択したユーザーを取得 %>
    <option value="">未選択</option>
    <% @users.each do |user| %>
      <option value=<%= user.id %>><%= user.nickname %></option> <%# 👈user.nicknameを表示するように変更!! %>
    <% end %>
  </select>
  <%= f.submit %>
<% end %>
ユーザー一覧表示_成功

無事にユーザー名を一覧表示することができました!
 
しかし、この一覧表示には、一つだけ問題があります。
それは、自分自身も表示されていることです。
 
このままでは、自分しかいない孤独なチャットルームが作成されてしまいます...。
このような事態を防ぐために、自分以外のユーザーを一覧表示するようにします。

どんな式が必要か、binding.pryを活用して探していきます。

ターミナル
     3:   <%= f.text_field :name%>
     4:   <p><label>チャットしたい相手</label></p>
     5:   <select name="room[user_ids][]">
     6:     <option value="">未選択</option>
     7:     <% @users.each do |user| %>
 =>  8:     <% binding.pry %>
     9:       <option value=<%= user.id %>><%= user.nickname %></option>
    10:     <% end %>
    11:   </select>
    12:   <p><%= f.submit%></p>

[1] pry(#<#<Class:xxxx>>)>

まず初めに、@usersの中身を確認しましょう。

ターミナル
[1] pry(#<#<Class:xxxx>>)> @users
=> [#<User id: 1, nickname: "user_1", email: "test@1">,
 #<User id: 2, nickname: "user_2", email: "test@2">,
 #<User id: 3, nickname: "user_3", email: "test@3">,
 #<User id: 4, nickname: "user_4", email: "test@4">,
 #<User id: 5, nickname: "user_5", email: "test@5">] # 👈現在のユーザー(current_user)

@usersには、全ユーザーのデータが、一人ずつ配列で格納されていることが確認できます。
ではそもそも、インスタンス変数@usersとは何と定義していたかというと、
User.allと等しいよ!と定義していましたね。
 
では、User.allの内容を確認しましょう。

ターミナル
[2] pry(#<#<Class:xxxx>>)> User.all
=> [#<User id: 1, nickname: "user_1", email: "test@1">,
 #<User id: 2, nickname: "user_2", email: "test@2">,
 #<User id: 3, nickname: "user_3", email: "test@3">,
 #<User id: 4, nickname: "user_4", email: "test@4">,
 #<User id: 5, nickname: "user_5", email: "test@5">]

@usersと全く同じデータが出力されることが確認できました。

続いて、現在のユーザーのデータを取り出せないか試してみます。

ターミナル
[3] pry(#<#<Class:xxxx>>)> User.all.where(id: current_user)
=> [#<User id: 5, nickname: "user_5", email: "test@5">]

.whereはActive Recordのメソッドの一つで、条件に該当するレコードを配列に格納して出力してくれます。
超便利なのでどんどん使っていきましょう。
参考 : Active Record の基礎 - Railsガイド

さて、現在のユーザーのデータを取り出すことができました。

ということは、現在のユーザー以外のデータも取り出せるのでは?と思いつきます。
.where.notメソッドを使うと良さそうです。
.where.notは、条件に該当しないレコードを配列に格納して出力してくれる、.whereと対をなすメソッドです。

ターミナル
[4] pry(#<#<Class:xxxx>>)> User.all.where.not(id: current_user)
=> [#<User id: 1, nickname: "user_1", email: "test@1">,
 #<User id: 2, nickname: "user_2", email: "test@2">,
 #<User id: 3, nickname: "user_3", email: "test@3">,
 #<User id: 4, nickname: "user_4", email: "test@4">]

現在のユーザーはuser_5なので、現在のユーザー以外のデータが出力されています。
 
これで、現在のユーザー以外を一覧表示させる式を見つけることができました!
したがって、@usersの定義を変更しましょう。

app/controllers/rooms_controller.rb
class RoomsController < ApplicationController
  def new
    @room = Room.new #newメソッドでインスタンスを作成
    @users = User.all.where.not(id: current_user) #現在のユーザー以外のレコードを取得
  end
end
ユーザー一覧表示_自分以外_成功 これで自分だけのチャットルームを作らないよう設定できました。   めでたしめでたし...と言いたいところですが、 roomを保存できるか確認してみましょう。

⑤roomsコントローラーにcreateアクションを書く

roomsコントローラーにcreateアクションを定義します。

app/controllers/rooms_controller.rb
class RoomsController < ApplicationController
  def new
    @room = Room.new
    @users = User.all.where.not(id: current_user)
  end

  def create      #createアクションを定義
    binding.pry
  end
end

フォームで入力した情報(リクエスト)を確認したいので、
この段階では、createアクションには何も処理は定義せず、
binding.pryを設置しておきます。
 
こうすることで、
「フォームで入力された情報が届いたよー!」
と、ルーティングを介して、roomsコントローラーのcreateアクションを実行する瞬間に、
処理を止めることができます。
 
では、フォームにルーム名room1、チャットしたい相手user_2と選択して送信します。
すると下記のようにターミナル上で、createアクション内で定義したbinding.pryで処理を止めてるよと教えてくれます。

ターミナル
    7: def create
 => 8:   binding.pry
    9: end

[1] pry(#<RoomsController>)> 

 
では、リクエストのパラメータを確認してみましょう。

ターミナル
[1] pry(#<RoomsController>)> params
=> <ActionController::Parameters {"authenticity_token"=>"xxxxxxx==", "room"=>{"name"=>"room1", "user_ids"=>["2"]}, "commit"=>"Create Room", "controller"=>"rooms", "action"=>"create"} permitted: false>

params(パラムス)はパラメーターズの略です。
authenticity_tokenは、セキュリティのために生成されるトークンなので、今回は無視します。
 
roomの中に、form_withで入力したパラメータが、配列としてハッシュで管理されています。
このroomとは、form_withで用意した、model: @roomと対応しています。

では、paramsの中の、roomの情報だけ見てみます。

ターミナル
[2] pry(#<RoomsController>)> params[:room]
=> <ActionController::Parameters {"name"=>"room1", "user_ids"=>["2"]} permitted: false>

params[:xxxx]とすることで、見たいパラメータxxxxだけを確認できます。
上記の結果から、チャットルームroom1user_idが2のユーザーが入ったことが確認できます。
ちゃんとルームに人を呼べていることが確認できましたね。
 
めでたしめでたし.....
 
って、自分自身がルームに入ってないじゃん!!!
 
ここから、自分もルームに入れるよう、ビューを書き換えきます!

app/views/rooms/new.html.erb
<%= form_with model: @room, local: true do |f| %>
  <%= f.label :チャットルーム名%>
  <%= f.text_field :name%>            <%# 入力したチャットルーム名を取得 %>
  <label>チャットしたい相手</label>
<select name="room[user_ids][]">        <%# 選択したユーザーを取得 %>
    <option value="">未選択</option>
    <% @users.each do |user| %>
      <option value=<%= user.id %>><%= user.nickname %></option>
    <% end %>
  </select>
  <input name="room[user_ids][]" type="hidden" value=<%=current_user.id%>>  <%# 👈現在のユーザーもroomに追加するように変更!! %>
  <%= f.submit %>
<% end %>

inputは、formにおけるテキストフィールドの種類を指定します。
hidden属性を指定することで、ブラウザには表示せずにパラメータとしてデータを受け渡すことができます。
この記述では、user_idscurrent_user(現在のユーザー)も含まれるよう記述しています!
 
ではもう一度、フォームにルーム名room1、チャットしたい相手user_2と選択して送信します。

ターミナル
[1] pry(#<RoomsController>)> params
=> <ActionController::Parameters {"authenticity_token"=>"xxxxxxx==", "room"=>{"name"=>"room1", "user_ids"=>["2", "5"]}, "commit"=>"Create Room", "controller"=>"rooms", "action"=>"create"} permitted: false>

[2] pry(#<RoomsController>)> params[:room]
=> <ActionController::Parameters {"name"=>"room1", "user_ids"=>["2", "5"]} permitted: false>

無事に現在のユーザー(user_5)user_idsに含まれていることが確認できました!
 
続いて、createアクションを定義し直して、テーブルにデータが保存できるようにしましょう。

app/controllers/rooms_controller.rb
class RoomsController < ApplicationController
  #省略
  def create
    @room = Room.new(room_strong_params)
    if @room.save
      redirect_to root_path
    else
      render :new
    end
  end

  private

  def room_strong_params
    params.require(:room).permit(:name, user_ids: [])
  end
end

ストロングパラメータは、roomモデルの、nameuser_idsのパラメータだけ許可するとしています。
 
createアクションの内部で、どのようにパラメータの受け渡しがされているか、binding.pryを使って確認しましょう。

app/controllers/rooms_controller.rb
  #省略
  def create
    @room = Room.new(room_strong_params)
    binding.pry      # 👈binding.pryを設置!!
    if @room.save
      binding.pry    # 👈binding.pryを設置!!
      redirect_to root_path
    else
      render :new
    end
  end

インスタンス変数@roomが、保存される前、後でパラメータをそれぞれ確認してみます。
 
では、フォームにルーム名room1、チャットしたい相手user_2と選択して送信します。

ターミナル
     7: def create
     8:   @room = Room.new(room_strong_params)
 =>  9:   binding.pry
    10:   if @room.save
    11:     binding.pry
    12:     redirect_to root_path
    13:   else
    14:     render :new
    15:   end
    16: end

[1] pry(#<RoomsController>)>

@room保存前の各パラメータを確認します。

ターミナル
[1] pry(#<RoomsController>)> params[:room]
=> <ActionController::Parameters {"name"=>"room1", "user_ids"=>["2", "5"]} permitted: false>

[2] pry(#<RoomsController>)> @room
=> #<Room:xxxx id: nil, name: "room1", created_at: nil, updated_at: nil>

[3] pry(#<RoomsController>)> room_strong_params
=> <ActionController::Parameters {"name"=>"room1", "user_ids"=>["2", "5"]} permitted: true>

2回目のpryに注目してください。
@roomは、id: nilであることから、この時点では、レコードは作成されていないと分かります。
 
3回目のpryでは、ストロングパラメータを確認していますが、nameuser_idsに値が正しく格納されていることが確認できます。
 
リクエストしたパラメータが、コントローラーのcreateアクションに正しく受け渡されているのに、まだレコードが作成されていない理由は、
.newメソッドでインスタンスを作成する場合、
.saveメソッドを実行して初めてデータベースにレコードとしてコミットされるからです。

では、@room.save後を確認してみます。

ターミナル
     7: def create
     8:   @room = Room.new(room_strong_params)
     9:   binding.pry
    10:   if @room.save
 => 11:     binding.pry
    12:     redirect_to root_path
    13:   else
    14:     render :new
    15:   end
    16: end

[1] pry(#<RoomsController>)> params[:room]
=> <ActionController::Parameters {"name"=>"room1", "user_ids"=>["2", "5"]} permitted: false>

[2] pry(#<RoomsController>)> @room
=> #<Room:xxxx id: 1, name: "room1">

[3] pry(#<RoomsController>)> room_strong_params
=> <ActionController::Parameters {"name"=>"room1", "user_ids"=>["2", "5"]} permitted: true>

2回目のpryに注目してください。
@roomは、id: 1であることから、レコードは正常に保存されました!

今回は無事に保存できたのですが、
レコードを保存できなかった時に使える便利なメソッドも、合わせて紹介します!

ターミナル
[4] pry(#<RoomsController>)> @room.valid?
=> true

[5] pry(#<RoomsController>)> @room.errors
=> #<ActiveModel::Errors:xxxx @base=#<Room:xxxx id: 1, name: "room1">, @details={}, @messages={}>

[4] pryの@room.valid?では、「@roomのバリデーションはOK?」みたいな感じで、
バリデーションを実行してエラーがあるかを判別します。
エラーが無ければtrueを,
エラーが有ればfalseを返します。

[5] pryの@room.errorsでは、@room.valid?でfalseが返された時に、エラーメッセージを出力してくれます。
今回はエラーはないので、エラーメッセージは出力されていません。
エラーがある時はmessages{}の中にエラーメッセージが格納されます。

最後に、保存されたデータをコンソールで確認してみましょう。

ターミナル
% rails c
[1] pry(main)> Room.all
=> [#<Room:xxxx id: 1, name: "room1">]

[2] pry(main)> Entry.all
=> [#<Entry:xxxx id: 1, room_id: 1, user_id: 2>,
 #<Entry:xxxx id: 2, room_id: 1, user_id: 5>]

コンソールでも、Active Recordのメソッドを使うことができます。
 
Room.allで全てのルームを表示させると、
room1が保存されていることが確認できます。

Entry.allで全てのレコードを表示させると、
2つのレコードが保存されていることが確認できます。
「ルーム1にユーザー2と5がいるよーっ!」と教えてくれています。

コンソールで確認した内容は、以下の表と同じ内容です!

roomsテーブル

id name
1 room1

entriesテーブル

id room_id user_id
1 1 2
2 1 5

最後までお付き合いいただきありがとうございました!:smile:

参考資料

【Rails】find・find_by・whereについてまとめてみた

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