1
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 1 year has passed since last update.

タスクとしてゴミ出しについて本気出して考えてみた

Posted at

サマリ

  • ゴミ出しの仕方を少し変えて前日と当日で作業をわけると少しQoLがあがりました
  • 業務でやるようにゴミ出しも1つのタスクとして捉えて進め方を振り返ってみました
  • 業務で得た知見も日常に活かせると楽しいし、逆もそうだとあらためて感じました

なんかちょっと楽になったぞ?

ほぼ毎朝することになっているゴミ出しが好きだという人はあまりいないのではないですか?わたしも少し苦でした。
では、今回どうしたかというと、ゴミをまとめるのを前日夜にして、朝は出すだけでいいようにしました。
これだけでQoLは少し上がりました。苦はほぼない。

なんでだろう?と思い、業務でやっていることと同じようにゴミ出しも1つのタスクとして捉えてみました。

日常でやっていることを業務でやるタスクとして捉える

タスクとは

タスクとは、やるべきことのことです。タスクをやり終えることで、何かしらの成果が得られます。
ゴミ出しだと、ゴミ箱が空になり、家がきれいになるという成果が得られますね。✨

分解して考えると見積もりやすくなる

業務でのタスクの取り掛かり方

みなさんはXX機能を追加するというタスクをすることになったら、どうやって取り組みますか?
おそらくざっくりと以下のように分解して取り組むのではないでしょうか?

  • 要件を整理する
  • 設計をする
  • 実装をする
  • テストをする
  • リリースする

では次に要件の整理ってどれくらいで終わりそうと聞かれたら、どう答えますか?
要件の整理には、なにをやることになって、どれくらいの時間がかかるのかを見積もると思います。

  • 関連しそうな既存機能について調べる
  • 関係者にヒアリングのためのMTGを設定する
  • 関係者にヒアリングする
  • Design Docに要件を整理して書く
  • あらためて関係者と要件を共有して認識があっているか確認する

といった感じでしょうか。そうすると既存機能を調べるのは1時間、ヒアリングのためのMTGを設定するのは30分、といったように見積もることができます。

ゴミ出しだとどうか

ゴミ出しも同じように分解して考えてみるとどうなるでしょうか?

  • ゴミをまとめる
    • シンクのゴミをまとめる
    • ゴミ箱(n個)からゴミをまとめる
    • その他お風呂場とか髪がたまるところからゴミをまとめる
  • 手を洗う
  • 新しいゴミ袋を設置する
  • ゴミ出しに行く
  • お家に帰る

細かく分けると、けっこうなタスクがあることがわかりますね。
ここまでわけると、なにか成果を得られる区切りはどこかわかりやすくなります。

ゴミをまとめて、ゴミ袋を設置するところまでやるだけでも、ゴミ箱が空になるという成果が得られます。
ということは翌日出し忘れても、ゴミ箱が溢れることはなくなりますね!
よし(๑•̀ㅂ•́)و✧

また、これは前日にやっていても、当日にやっていても、成果は同じです。
ということは前倒しができます。
前倒しができると忙しい朝にも余裕ができます。
朝はゴミ出しに行くだけでよくなります。

ただ実際は、ゴミ出しの仕方を変えたときはここまで考えていませんでした。ふと、前日にまとめておいたら楽かもと思ってやってみたらよかったという感じです。

業務のようにリスクを考えてみると改善案が見えてくる

業務でのリスクの考え方

さきほど業務でのタスク分解の例として、要件を整理することをあげました。
要件整理でよくあるリスクの1つは手戻りが発生することではないでしょうか?

JISQ31000:2019では、以下がりスクに対する選択肢になっています。

  1. リスクを生じさせる活動を開始又は継続しないと決定することによってリスクを回避する。
  2. ある機会を追求するために,リスクを取る又は増加させる。
  3. リスク源を除去する。
  4. 起こりやすさを変える。
  5. 結果を変える。
  6. (例えば,契約,保険購入によって)リスクを共有する。
  7. 情報に基づいた意思決定によって,リスクを保有する。

たとえば、なにかドキュメントやアプリを作るとき、全部作りきって使ってもらうとユーザーが欲しかったものと違うということはよくある話ですね。

だからMVP(Minimal Variable Product)という考え方が出てきているのだと思います。

最近よく見られるようになったと思う絵のこれです。
image.png

MVP(Minimum Viable Product)の意味を理解する。そして、なぜ私はEarliest Testable / Usable / Lovableを好むのか。より引用。

ユーザーが欲しいと思えるものか確認する機会を増やすために、何かしら仮説を立てて使える形でリリースしてはフィードバックをもらい、ユーザーが欲しかったものにたどり着くのを速める。
これは2.のリスクを取る又は増加させるという選択肢をとっているのだと思っています。

ゴミ出しでのリスクの考え方

ゴミ出しリスクとして考えられるのは、以下の事があげられます。

  • 朝から汚れる(気分下がる)
  • 朝は忙しいので間に合わない可能性がある

ゴミをまとめるのだけ前倒しすると、リスク対応としては回避と起こりやすさを変えるの2つになることになると考えられました。

回避策

ゴミをまとめるときに汚れることはあると思います。しかし、夜はそのあとお風呂に入るという手段も取りやすいですね。
お風呂に入る前はどんだけ汚れてもいい(異論は認める)
というわけで朝から汚れるということを回避できます。

起こりやすさを変える策

朝って忙しいですよね。ご飯を食べなきゃいけないし、洗面して身だしなみを整えたり、やることはたくさんあります。
最近はリモートワークも増えましたが通勤もあるなら、なおさらタイトなスケジュールをこなすことになります。
ゴミ出しは遅らせても、給与減額にはならないですが業務に遅刻すると給与減額です。
そのため、最悪ゴミ出しを後回しにすることもたまにはあるでしょう。

しかし、事前にまとめておくと、朝はゴミ出しに行くだけでよくなります。
これならば、ゴミ出しに行く時間がとれないということは少なくなりますね。

ということは、これは間に合わない可能性を減らすことになります。

業務でやっていることは日常でやっていることに活かせるし逆もある

本当に細かいことですが、家事の中の1つゴミ出しでも、
なんでうまくいったのか、本気出して考えてみた結果をご紹介しました。

タスクとして捉えると改善方法を考えられますね。他にもまた考えてみようと思います。
このように日常で素振りをしておくと、業務でも同じように考えられるようになると思うので。
業務を日常に活かせる例として他には、設計としていくつか取れる方法があるときに、何を基準に決めるかということは、家電選びとかにも通じて楽しいものだと思っています。
こんな感じで仕事のやり方を家事や趣味に活かせたよという話がけっこう好きなので、もしあればぜひ教えてほしいです。

余談

今回この記事を書くにあたって、リスクマネジメントの規格であるJISQ31000:2019を読みなおしました。記憶では、対応は、回避、軽減、移転、受容という4つの選択肢でしたが、更新されて7つになっていたのと、リスクの定義も変わっていました。
いい学び直しになりました。

1
0
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
1
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?