Docker Compose の MySQL バックアップ・リストアを行う方法

Docker Compose で MySQL のデータ移行をしようと思ったのですが、chownエラーで悩まされたため、ちゃんとした移行方法を残すことにしました。

cp コマンドでマウントしてるディレクトリごとコピーはダメだね... (それはそう)

今回用いる構成

docker-compose.yml

version: '3.2'

services:
  db:
    container_name: 'db-container'
    build: ./docker/db
    tty: true
    ports:
      - '3306:3306'
    environment:
      TZ: 'Asia/Tokyo'
    env_file:
      - .env
    volumes:
      - ./docker/db/data:/var/lib/mysql
      - ./docker/db/conf.d:/etc/mysql/conf.d

フォルダ階層

.
└── docker
    └── db
        ├── conf.d
        └── data // ここにvolumesがマウントされています。

MySQLにログインし、バックアップを行う

$ docker compose exec db /bin/bash
# ここからコンテナ内のシェル
$ mysqldump --no-tablespaces -u <ユーザー名> -p -D <データベース名> > ./dump.sql
# パスワードを求められるので、打ちましょう

上記のコマンドを利用することで、dump.sqlが作成されました。

.
└── docker
    └── db
        └── data // このフォルダ内に dump.sql が存在しているはずです。

リストアを行う

リストア先は、先ほどと同じ構成のDockerコンテナとします。

$ docker compose exec db /bin/bash
# ここからコンテナ内のシェル
$ mysql -u <ユーザー名> -p -D <データベース名> < dump.sql

# dump.sqlが必要ない場合は削除しても大丈夫です。
# ここからコンテナ内シェル
$ rm dump.sql