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商用利用できるオープンソースライセンスはけっきょくどれで何をすればいいのか?

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自由に使えるのはけっきょくどのライセンスか?

以下のライセンスは商用利用可能です。


  • Apache 2.0 License

  • MIT License

  • Unlicense

  • WTFPL

  • BSD License(要注意)

これらについてやるべきことは、著作権表示とライセンス条項を書いておくだけです。

つまり、ソースコードの先頭などに書いてるライセンス表記をそのまま残しておけばそれでいいです。

ただし、バイナリ形式で配布する場合はどこか別の場所に記載する必要があります。

これ以外のものは使わない方がいいです。

以上。

で終わりなのですが、

注意点とか他のライセンスもあるのでもう少し詳しく書きます。


BSD Licenseは注意

上記のうち、BSDライセンスだけは注意が必要です。

BSDはもともと4条項の条件が付けられていたライセンスです。

その条項が一つずつ削られて4つ、3つ、2つとなりました。

したがって3種類のBSDライセンスがあります。


  • BSD-4-Clause(一番最初のオリジナル)

  • BSD-3-Clause

  • BSD-2-Clause

それぞれの違いは以下です。


BSD-4-Clause


  • 1.ソースコードの再配布は、上記の著作権表示、ここに列挙された条件、および下記の免責条項を保持すること。

  • 2.バイナリ形式の再配布は、上記の著作権表示、ここに列挙された条件、および下記の免責条項は、ドキュメントまたは他の資料で配布すること。

  • 3.このソフトウェアの機能に言及するまたは使用するすべての宣伝物には、次の謝辞を表示する必要がある: 「この製品は、によって開発されたソフトウェアが含まれています。」

  • 4.このソフトウェアのコントリビューター(貢献者)の名前は、特定の書面による事前の許可なしに、このソフトウェアから派生した製品の保証または販売促進のために使用してはいけない。


BSD-3-Clause


  • 1.ソースコードの再配布は、上記の著作権表示、ここに列挙された条件、および下記の免責条項を保持すること。

  • 2.バイナリ形式の再配布は、上記の著作権表示、ここに列挙された条件、および下記の免責条項は、ドキュメントまたは他の資料で配布すること。

  • 3.このソフトウェアのコントリビューター(貢献者)の名前は、特定の書面による事前の許可なしに、このソフトウェアから派生した製品の保証または販売促進のために使用してはいけない。


BSD-2-Clause


  • 1.ソースコードの再配布は、上記の著作権表示、ここに列挙された条件、および下記の免責条項を保持すること。

  • 2.バイナリ形式の再配布は、上記の著作権表示、ここに列挙された条件、および下記の免責条項は、ドキュメントまたは他の資料で配布すること。

つまり、BSD-4-Clauseを使う場合は、

「この製品は、○○という組織によって開発されたソフトウェアが含まれています。」

という謝辞を入れなければなりません。

BSD-3-Clauseを使う場合は、

商用利用の際に「この製品が使っている○○というライブラリは○○さんが作ったものだよ、すごいでしょ」的な宣伝文句を書いてはいけないということです。

BSD-3-Clauseはそのような文句を使わなければいいだけですが、BSD-4-Clauseはめんどうですね。

そして注意したいのが、普通に「BSDライセンス」と表記されているのがオリジナルのBSD-4-Clauseを示しているのか、最新のBSD-2-Clauseを示しているのかを確かめる必要があるということです。

たいていはBSDライセンスと表記されていれば最新なので問題ないはずですが、よく条文を見ると「BSD-4-Clause」の内容が書かれているかもしれません。


CC(クリエイティブコモンズライセンス)

もう一つ、自由に使えるのがクリエイティブコモンズライセンスですが、これはバリエーションが複数あり、商用に使えない場合があります。

非営利アイコンがあるものは使えません。

なので不安なら使わないのが無難です。

詳細はこちらを。

https://creativecommons.jp/faq/

そもそもオープンソースソフトウェアというよりはデザイン系で使用されることが多いので無縁かもしれませんが。


GPLライセンス

自由に使えますが、これを使用して作ったものは「自由に改変、再配布することが可能」になってしまいます。

ですので、ウェブサービスとしてお客さんに見えない内部ロジックで使うのなら使えます。

詳細はこちらを。

https://www.gnu.org/licenses/gpl-faq.html#DoesTheGPLAllowDownloadFee