Gitlab(13.12) のインストール [ Apache Subdirectry 運用 ]

インストール 作業メモ [21/07/04]

Apache Subdirectry 運用設定

• Ubuntu 20.04.2 LTS
• GitLab CE Edition v13.12.6　(Omnibusパッケージ)
• ruby 2.7.2p137
• Rails 6.0.3.6
• PostgreSQLは､ GitLabに同梱されているものが標準設定で使用されます。[12.6]

　経路としては､　WAN　→　apache[SSL設定]　→　Gitlab付属のnginx[8080ポート] の設定になります。　

※私の設定では、apache側でSSL設定を行っています。
※エンタープライズ版(EE)でも構わないと説明はありますが、オープンソース版と明示されている
　CommunityEdition (GitLab CE) をインストールしています。　

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・インストール設定内容

　　インストール先：　　　/opt/gitlab, /etc/gitlab, /var/opt/gitlab
　　ユーザー & グループ：　www-data : www-data
　　設定ファイル　:　　　　/etc/gitlab/gitlab.rb
　　設定アドレス(ダミー)：　https://gitlab.example.com/gitlab/

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①サブディレクトリ用の追加設定[Apacheの設定]

※先にApacheの設定をダミーの状態で進めます。
default-ssl.conf　に追記しました。ポート番号は適時変更します。

/etc/apache2/sites-available/default-ssl.conf

<VirtualHost _default_:443>
　--------

 <Location /gitlab>
  Require all granted
  ProxyPassReverse http://127.0.0.1:8080
  ProxyPassReverse https://gitlab.example.com/gitlab/

  RewriteEngine on

  RewriteCond %{DOCUMENT_ROOT}/%{REQUEST_FILENAME} !-f [OR]
  RewriteCond %{REQUEST_URI} ^/uploads/.*
  RewriteRule .* http://127.0.0.1:8080%{REQUEST_URI} [P,QSA,NE]
 </Location>

--------
</VirtualHost>

・apache 再起動コマンド

以下のコマンドで､先にApacheを動かしておきます。以降、無事にGitLabの設定が完了すれば
[https://gitlab.example.com/gitlab/]　にてGitlabが起動します。

sudo a2ensite gitlab
sudo apache2ctl configtest
sudo systemctl restart apache2
sudo systemctl reload apache2   ※↑もしくはこちら

②Gitlabプログラムのダウンロード､展開､配置

https://packages.gitlab.com/gitlab/gitlab-ce
　から　"ubuntu/focal" のパッケージを探します。

https://packages.gitlab.com/gitlab/gitlab-ce/packages/ubuntu/focal/gitlab-ce_13.12.6-ce.0_amd64.deb
(特に説明はないのですが、Omnibusパッケージです。)

以下のコマンドで、初期インストールが完了します。

sudo apt-get install gitlab-ce=13.12.6-ce.0

↑インストール完了後､自動起動設定まで完了します。

③設定ファイルの編集

※必要な項目を修正します。

↓さらに詳しい説明はこちら
https://docs.gitlab.com/omnibus/settings/README.html

/etc/gitlab/gitlab.rb

external_url 'http://gitlab.example.com/gitlab/'   #32行
gitlab_rails['time_zone'] = 'Asia/Tokyo'           #68行
nginx['listen_port'] = 8080                        #1369行
letsencrypt['enable'] = nil                     #2235行

※Let's Encryptを利用して証明書が発行される仕組みがありますすが
　私のケースでは使用しません。

設定ファイルの変更後は以下のコマンドを実行し､反映させます。

sudo gitlab-ctl diff-config　　　　※変更箇所のチェックコマンド
sudo gitlab-ctl stop　　　　　　　　※Gitlabを一旦止めます。
sudo systemctl stop gitlab-runsvdir　　※念の為､一旦止めます。
sudo systemctl start gitlab-runsvdir　　※これは起動していないと駄目みたいです。
sudo gitlab-ctl reconfigure　　　　　　　※上記設定ファイルの反映
sudo gitlab-ctl restart　　　　　　　　　※Gitlabの再起動　この後数分待つ必要があります。

ちなみに、初回のreconfigureは､私の環境では5分程度かかりました。

④起動確認

[https://gitlab.example.com/gitlab/]　にアクセスして確認します。
数分程、待つ必要があります。
　1.初期画面では､rootユーザーのパスワードを設定します。

　2.上記画面で設定したパスワードを使用し､rootユーザーでログインします。

　3.以下の様な初期画面が表示されます。

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④その他

■GitLab 自動起動の仕組み

インストール時に以下の設定が行われ､起動はこのプログラムが担当します。
場所：/lib/systemd/system/gitlab-runsvdir.service

systemctl enable gitlab-runsvdir

■注①　502エラーで焦ってしまう件

sudo gitlab-ctl restart　コマンドの後などで、以下のエラーになる時があります。
大抵は､設定変更後の処理に時間がかかるらしく､数分待てば直ります。
ここで焦って、すぐに設定を変えたりすると、さらにハマります。

■注②　reconfigureが途中で止まる件

reconfigureが途中で止まるトラブルに遭遇しました。
結局、電源を再起動し、以下のコマンドでreconfigureが可能になりました。

sudo gitlab-ctl stop
sudo systemctl stop gitlab-runsvdir
sudo systemctl start gitlab-runsvdir　　※←これが起動していないと駄目みたいです。
sudo gitlab-ctl reconfigure

■gitlab-ce アンインストール用のコマンド

sudo gitlab-ctl stop
sudo systemctl stop gitlab-runsvdir

sudo apt-get remove gitlab-ce
sudo rm -rf /etc/gitlab
sudo rm -rf /opt/gitlab
sudo rm -rf /var/opt/gitlab

■参考にさせていただいたページ