はじめに
ついにiOS12がリリースされましたね。
地味なアップデートかなとの印象でしたが、新しく追加されたショートカットというアプリでWeb APIを叩けることを知ってからはその印象はガラッと変わりました。
というわけで、この記事ではショートカットを使って、ボタン一つで会社のslackチャンネル上に、遅刻の旨と到着予想時刻を送信するショートカットを作ります。

作り方
投稿したいslackの認証トークンを手に入れる
今回はメッセージを送信するだけなので、Send messages as user
というトークンがあればOKです。
以下の記事を参考に取得しました
Slack API 推奨Tokenについて
新しいショートカットを作成する
ショートカットアプリから新しいショートカットを作成します。
※ショートカットアプリはiOS12にアップデートしても自動でインストールはされないので、個別でAppStoreからダウンロードしましょう
会社までの移動時間を取得する
必要なコマンドを下のドロワーから追加すると、ショートカットのスクリプトが組めます。
追加したコマンドは長押しで移動できます。
矢印で繋がっているコマンドは、上のコマンドからのデータの入力を表しています。

到着時刻を計算する

その日の出社時刻を取得する

間に合いそうかどうかで条件分岐させる

この画像中ではついでに到着予想時刻の時間の部分だけを変数に追加しておいてあります。
あとで使います。
APIのエンドポイントを作成する

詳しくは以下の記事を参考にしました。
Slack APIでメッセージ送信
エンドポイントを叩く

これでslackの指定したチャンネルに遅刻メッセージが送れるはずです。
ついでに、間に合いそうな時はメッセージは送信せずに、自分の携帯にその旨を通知しましょう。
名前をつける

終わりに
今回はやりませんでしたが、遅刻の理由などをいくつか登録しておき、ショートカットを起動した時に選べるようにすれば、複数の遅刻理由に対応できます。
他にも連絡を入れた後に、電車の乗り換え経路を表示するなどのカスタマイズもできます。
また、今回はslackでしたが、Web APIが使えれば正直なんでもできるので、夢が広がります。
是非みなさんも快適な自動化ライフを!
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