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ProxmoxにArch LinuxのVMをたてるまで

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筆者について

  • もうすぐ卒業の高校3年生(これはもうそろそろ変えないと)

本編

今年最初のチャレンジでした。ProxmoxにArch LinuxのVMを建てました。また、Cosmic Desktopもインストールしましたので、そこまでの変遷を記したいと思っています。ちなみに、今回はaarch64もほぼ同じ手順でUTMにインストールしましたので、その手順も記載しておきます。

Archbootのダウンロード

まずは必要なものから準備!Archbootをダウンロードします。

好きなサーバーの適切なアーキテクチャを選択しiso>archboot-{ver}-arch1-1-x86_64.isoをダウンロードします。

VMの設定

基本的にはお好みのままです。Proxmoxの場合、BIOSの設定をUEFIに変更してください。また、ISOの起動をした時のブートメニューからUEFI Firmwareの設定からSecure BootをOffにしてください。

いざ、インストール

さて、ここからはISOを起動してインストールしていきましょう。そのまま、Archbootから起動してください。下の画面まで来たらCtl+Cでインストーラーを中断しましょう。バンバンコマンドを入力していきましょう。

Screenshot 2025-01-01 at 21.59.19.png

1-1. キーボードレイアウトの設定

デフォルトはUSキーボードです。JIS配列の人は変更しましょう。

loadkeys jp106

1-2. 起動モードの確認

UEFIモードで起動はしていますが、一同確認しておきましょう。下のコマンドを実行してNot foundならBIOSモードで起動してるのでUEFIモードで起動するようにしてください。

ls /sys/firmware/efi/efivars

1-3.ネットワーク接続の確認

VirtoIOで接続していますので、する必要はないですが、一応のため、、、。

ip link
ping google.com

1-4. パーティションの作成

fdiskを使ってパーティションを切ります。構成は以下のようにしています。

Boot領域 Swap領域 Root領域
512 MB 512 MB 残り全て

まずは、fdiskでインストール先のディスク番号を確認していきます。

lsblk

# Proxmoxの時は以下のことが多い
NAME   MAJ:MIN RM   SIZE RO TYPE MOUNTPOINTS
sda      8:0    0   8G    1 disk

# Proxmoxの時は以下のことが多い
NAME   MAJ:MIN RM   SIZE RO TYPE MOUNTPOINTS
vda      8:0    0   8G    1 disk

それぞれ、fdiskでパーティションを切っていきましょう。

fdisk /dev/sda # インストールするディスクに合わせて変更してください。

以下のように入力してしてパーティションを切っていきましょう。

  1. n (新しいパーティションの作成)
  2. p (Primaryの作成なのでp
  3. ENTER(パーティション番号はそのまま、もしくは、各自に合わせてEFI、Swap、Rootが1、2、3になるようにしてください。)
  4. ENTER (開始セクタはデフォルトのまま)
  5. +512MB OR ENTER (EFI領域とSwap領域は前者、Root領域は後者)(LinuxのRoot領域の作成時はここで終わり)
  6. t(パーティションタイプの指定)
  7. ef OR 82 (EFI領域を作成するときは前者、Swap領域を作るときは後者)

あとは、フォーマットしていきましょう。

# EFI領域
mkfs.fat -F 32 /dev/sda1

# Swap領域
mkswap /dev/sda2

# Root領域
mkfs.ext4 /dev/sda3

1-5. ファイルシステムのマウント

mount /dev/sda3 /mnt
mount --mkdir /dev/sda1 /mnt/boot
swapon /dev/sda2

1-6. パッケージのインストール

/etc/pacman.d/mirrorlistを編集します。好きなサイトを選択してください。

nano /etc/pacman.d/mirrorlist

インストールしましょう。

pacstrap -K /mnt base linux linux-firmware

2-1. fstabの設定

genfstab -U /mnt >> /mnt/etc/fstab

2-2. chrootに入る

システムの設定に移ります。

arch-chroot /mnt

2-3. パッケージのインストール

ここで何個かパッケージをインストールしておきます。

pacman -S nano vi networkmanager sudo

2-4. タイムゾーンの設定

タイムゾーンが間違っている場合は設定してください。

ln -sf /usr/share/zoneinfo/Asia/Tokyo /etc/localtime
hwclock --systohc

2-5. ローカリゼーション

nano /etc/locale.gen

# 以下の2つをアンコメント
+ en_US.UTF-8 UTF-8
+ ja_JP.UTF-8 UTF-8
# 保存して終了

locale-gen

nano /etc/locale.conf

# 以下を記載
LANG=en_US.UTF-8

2-6. ネットワーク設定

ホストネームの設定

nano /etc/hostname
# 適当に設定
nano /etc/resolv.conf

+ nameserver 8.8.8.8

ついでに、NetworkManagerを起動するように設定しておきます。

systemctl enable NetworkManager.service

2-7. ユーザー設定

まずは、Rootのパスワードを設定します。

passwd

次に、デフォルトのユーザーを作成しておきます。userは適宜置き換えてください。

useradd -m -g wheel user
passwd user
visudo

# 以下の行をアンコメント
+ %wheel ALL=(ALL:ALL) AL

ちなみに、viで文字を削除するときはxで消し、:wqで保存します。

2-8. ブートローダーのインストール

UEFIブートローダーのインストールをします。

pacman -S grub efibootmgr

# Proxmoxのとき
grub-install --target=x86_64-efi --efi-directory=/boot/efi --bootloader-id=grub

# aarch64のとき
grub-install --target=arm64-efi --efi-directory=/boot/efi --bootloader-id=grub

grub-mkconfig -o /boot/grub/grub.cfg

2-9. インストールしたOSから起動

exit

umount /mnt -R

shutdown -h now

おまけ編

ほぼ終わっているのですが、デスクトップ環境を使いたい人向けに一応Cosmicのインストール方法と起動設定だけ下に書いておきます。

sudo pacman -S cosmic # 必要なものは全部インストール

sudo systemctl enable cosmic-greeter

sudo systemctl start cosmic-greeter

最後に

今回初めてArchをインストールしたのですが、コマンドに使い慣れたのか結構簡単にインストールできるようになりました。今後は他のArch系のインストールもしていきたいと思います。

参考文献

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