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Ubuntu 24.10をUTM上のVMにCLIで(Arch Linuxのように)インストールする

Posted at

筆者について

name → Koki Teramoto
age → 18
language → ja_JP, en_US

本編

題名の通りです。今回はArch LinuxのようにdebootstrapをつかってUbuntuをインストールしていきたいと思います。今回は以下の記事を参考にさせていただきました。

おそらくですが、Debian系はすべて同じようなインストール方法ではないでしょうか。

インストールメディアのダウンロード

ダウンロードはサーバー版で結構です。

いざスタート!

最初はインストーラーが起動しますので、そこで'Cmd + fn + F2'でCLIに入ります。WindowsだとWin + F2かな。これで準備は万端ですね!

image.png

1-1. ネットワーク接続確認

適当にpingでも打ちましょう。ここで接続できていなかったら適宜設定してください。

ping google.com

終わったら、このタイミングでRootでログインしておきましょう。

sudo su

1-2. パーティションを作成

Arch Linuxのインストールの時と一緒ですね!fdiskを使ってパーティションを切ります。構成は以下のようにしています。

Boot領域 Swap領域 Root領域
512 MB 512 MB 残り全て

まずは、fdiskでインストール先のディスク番号を確認していきます。

lsblk

# Proxmoxの時は以下のことが多い
NAME   MAJ:MIN RM   SIZE RO TYPE MOUNTPOINTS
vda      8:0    0   8G    1 disk

# Proxmoxの時は以下のことが多い
NAME   MAJ:MIN RM   SIZE RO TYPE MOUNTPOINTS
vda      8:0    0   8G    1 disk

それぞれ、fdiskでパーティションを切っていきましょう。

fdisk /dev/vda # インストールするディスクに合わせて変更してください。

以下のように入力してしてパーティションを切っていきましょう。

  1. n (新しいパーティションの作成)
  2. p (Primaryの作成なのでp
  3. ENTER(パーティション番号はそのまま、もしくは、各自に合わせてEFI、Swap、Rootが1、2、3になるようにしてください。)
  4. ENTER (開始セクタはデフォルトのまま)
  5. +512MB OR ENTER (EFI領域とSwap領域は前者、Root領域は後者)(LinuxのRoot領域の作成時はここで終わり)
  6. t(パーティションタイプの指定)
  7. ef OR 82 (EFI領域を作成するときは前者、Swap領域を作るときは後者)

あとは、フォーマットしていきましょう。

# EFI領域
mkfs.fat -F 32 /dev/vda1

# Swap領域
mkswap /dev/vda2

# Root領域
mkfs.ext4 /dev/vda3

終わったらそれぞれそのままマウント、スワップの有効化をしましょう。

mount /dev/vda3 /mnt
mount --mkdir /dev/vda3 /mnt/boot
swapon /dev/vda2

1-3. 必要パッケージのインストール

debootstraparch-install-scriptsをここでインストールしましょう。

apt update
apt install debootstrap arch-install-scripts

1-4. debootrapの実行

ここでdebootstrapを実行しましょう。oracularの部分は適宜インストールしたいリリース名(例えばjammyなど)に変更してください。

debootstrap oracular /mnt http://archive.ubuntu.com/ubuntu

2-1. fstabの設定

ここでfstabを設定します。ちなみに、arch-install-scriptsを使わない場合にはfstabの設定を全て手動でする必要があります。

genfstab /mnt > /mnt/etc/fstab

2-2. chrootに入る

ここで、arch-chroootに入ります。

arch-chroot /mnt

2-3. hostnameの設定

ここから先は適宜設定してください。

hostnamectl set-hostname ubuntu

2-4. 時刻の設定

dpkg-reconfigure tzdata

2-5. 言語の設定

apt install locales
dpkg-reconfigure locales

2-6. Linuxイメージのインストール

ここで、一通り必要なものをインストールしていきましょう。と言いたいのですが。どうやらバグでsymlinkがイマイチ動作せず、aptのインストールが終わりません。そこで問題を調べていると以下の記事に辿り着きました。

僕は今回これで対処できましたが、できない場合もあるそうなので、その時はまた調べてみてください。

apt install nano
nano /etc/kernel-img.conf
/etc/kernel-img.conf
+ do_symlinks = no
+ no_symlinks = yes

この設定ができたら、必要なパッケージをインストールしていきましょう。

apt install linux-image-generic grub-efi

2-7. rootのパスワードの設定

ここでユーザーの設定をします。ここも適宜設定してください。

passwd
adduser user
usermoad -aG sudo user

2-8. ブートローダーの設定

Grubの設定をします。ちなみに、UEFIブートが前提となっています。

grub-install --target=arm64-efi --efi-directory=/boot--bootloader-id=grub
grub-mkconfig -o /boot/grub/grub.cfg

2-9. インストールしたOSから起動

exit

umount /mnt -R

shutdown -h now

2-10. NetworkManagerの設定

NetworkManagerを設定していきます。ただ、デフォルトだとこのまま有線LANを認識しないので、設定を加える必要があります。今回以下の記事が参考になりました。

apt install network-manager
cd /etc/NetworkManager/conf.d
touch 10-globally-managed-devices.conf

おまけ編

一応ここからデスクトップ環境を用意する方法を載せておきます。もしここでgdmが有効化できなかったら

apt install ubuntu-desktop-minimal spice-vdagent qemu-guest-agent
systemctl enable gdm3

もしここでgdmを有効化できなかったら次の設定を加えてください。ちなみに、参考記事は以下の通りです。変更したらそのままもう一度有効化してください。

nano /lib/systemd/system/gdm3.service
/lib/systemd/system/gdm3.service
+ [Install]
+ WantedBy=multi-user.target

最後に

感触としてはArch Linuxのインストールよりもめんどいですね。次はRHEL系にチャレンジかな。これからも勉強頑張っていきます。(いずれは下のリストにあるもの全部インストールできるように頑張っていきたいと思います。)

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