はじめに
この記事は、Qiita Advent Calendar 15日目の記事です。
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本編
実は先日のZedのサーバーを立てた記事なのですが、ずっと悩んでることがありました。ユーザー名がデフォルトの「fedora」なんです。しかも、大方の方は思っている、なぜそもそもAWS上でFedoraを建てることができたのか。このことに関して自分のメモも含めて書いておきたいと思います。
Fedoraを使いたかった
ここでみなさん疑問があると思います。別に普通にUbuntuを使えばいいやんと。しかし、僕はFedoraを使いたかった。というのも、僕が今後手を出していきたい色々な分野でFedoraって結構カスタムが用意されてたり、あるいはそもそも僕がデュアルブート環境でFedoraを用意していてるので慣れておきたいなど、まあ主な理由はそんな感じです。ということで、Fedoraを使っていきたいんですけど、多くの方は思ったでしょう。「そもそもOSの選択肢にFedoraってあった?」と。実は公式に提供しているものは僕も直接は見つけられませんでしたが、流石にないなんてことはないだろうと思い探していましたらやはり公式からありました。
ということでこれの下の方に行ったら下の方にあるリンクからAWS上のEC2インスタンスを作ることができますのでそこから立ち上げました。
デフォルトのユーザー名を変えたい!
ということでここまで来て起動して接続するとなんとユーザー名が「fedora」。このままはちょっと嫌ですよね、変更したいですよね!ということで、これを変更する手順を下に載せていきたいと思います。
まず、テスト用のユーザーを作成します。
# パスワードの設定
passwd
# ユーザーの作成
sudo useradd test
# パスワードの設定
sudo passwd test
# wheelグループに追加
sudo usermod -aG wheel test
ここまでいたらログイン!と行きたいのですが、SSHの設定を変更する必要があります。デフォルトでAWS上ではパスワードではなく公開鍵認証方式しか使うことができない状態ですので、これをパスワード認証のログインでも使えるように変更していきたいと思います。ちなみに、変更するファイルは/etc/ssh/sshd_config.d/50-cloud-init.conf
sudo nano /etc/ssh/sshd_config.d/50-cloud-init.conf
- PasswordAuthentication no
+ PasswordAuthentication yes
ここまで来たら新しく作成したユーザーでSSHでログインし直しましょう。あとは、変更するだけです!たとえば僕はfedora
という名前から僕の下の名前のkoki
に変更したいのでこうなります。
sudo usermod -l koki -d /home/koki -m fedora
この際にもしかしたらプロセスを使用中って怒られるかもしれないのでその時は大人しくそのプロセスをKillしましょう。
ということで、以上の手順でもう一度変更したユーザー名でログインするとログインできるようになっているはずです!