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batファイル定期実行方法について

Last updated at Posted at 2019-12-04

概要

 本内容は、タスクスケジューラを利用したbatファイルを定期実行させる方法の紹介となります。
 バックグラウンドで実行を行うため、vbsからbatファイル呼び出す内容となります。
 (LinuxのCrontabに設定する様なイメージとなります。)

事前設定

 あらかじめ実行するbatファイルの準備をお願いします。

設定内容

 今回の設定方法については、下記2つの設定を行う必要があります。
 ①batファイル起動用vbsファイル作成
 ②タスクスケジューラに①で作成したvbsファイルの設定実施
 上記が本記事の内容となります。

詳細情報は、下記の通りです。

batファイル起動用vbsファイル作成

back.vbs
'バックグラウンド稼働用
Set csc = CreateObject("Wscript.Shell")
csc.run "cmd /c 【バッチファイル名】",0,True

 上記内容ですが、至ってシンプルな内容です。
 cmdコマンドを利用して、ウィンドウを表示させずbatファイルを呼び出す内容となります。
 ※batファイルのディレクトリがvbsと異なる場合は、絶対パスで記載する必要があります。

タスクスケジューラ設定方法

 それでは、タスクスケジューラの設定方法を記載します。
 初めに、タスクスケジューラを起動してください。
 ※ファイル名を指定して実行より【control schedtasks】で表示できます。

image.png

 タスクスケジューラ右枠より、【タスクの作成】を選択してください。

タスクの作成(全般)

image.png
タスク名及び実行ユーザを設定してください。
※【ユーザがログオンしているかどうかかかわらず実行する】としておくとログオフしても実行されますので便利です。

タスクの作成(トリガー)

image.png
スケジュール開始時間及び繰り返し間隔を設定してください。
※crontabの様に無期限に繰り返す場合は、継続時間を[無期限]にする事で可能です。
設定完了後、OKを押してください。

タスクの作成(操作)

image.png
先程作成したvbsファイルの絶対パスを入力してください。※2
※2 絶対パスは参照から選んでもOKです。
入力完了後、【引数の追加】・【関数(オプション)】を入力してください。
入力例は、キャプチャでは隠れているため下記に記載しています。

入力例
引数の追加・・・[cscipt.exe]を入力してください
         (本例:cscript.exe)
関数(オプション)・・・vbsファイルが保存されているディレクトリを記載してください。※1
            (本例:C:\Users\Administrator\Desktop)
※1 最後の【/】は不要です。本例参照

設定完了後は、OKを選択しタスクが登録されているか確認しましょう。
image.png

正常に登録されていれば、あとは実行されるのを待ちます。
※右枠より【実行】を選択してもOKです。

本例のテスト結果について

本例のテストで利用しているbatファイルは、別記事で記載しているCloudWatch出力スクリプトとなります。

設定情報は、下記の通りです。
★本例設定内容
 繰り返し間隔:1分 期限:無期限
 ゴール: 1分毎にCloudWatchに出力されていればOKとなります。

それでは、10~15分程待ってみましょう。

結果

image.png
この通り、1分毎にスクリプトが実行されているのでCloudWatchへ値が出力されています。

今後の改善点

 本内容にログ出力等も加えれば、実行結果がわかりやすくなると考えています。
 実際に私も挑戦しましたが、vbsの実行結果コードしか出力できなかった為
 本記事からは割愛しました。

参考URL

 ・vbsコメントアウト方法
  http://vbscript.pgtop.net/article/318269716.html
 ・タスクスケジューラvbs起動方法
  https://support.microsoft.com/ja-jp/help/3046977
  ※Microsoft側では関数をフルパスで指定すると記載されていましたが
   私はフルパスでは記載しませんでした。(トライ&エラーおすすめします。)

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