Godot で使える @
を使ったアノテーションは、主に変数の初期化やノードの取得を便利にするために使われる。以下、いくつかの代表的なアノテーションを一覧で解説する。
1. @onready var
このアノテーションを使うと、シーンのロードが完了した後に変数を初期化できる。
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例:
@onready var my_node = $MyNode
シーンからノードを取得していつでもそのノードを使えるようになる。シーンの構築が終わった後に実行されるので、null
になる心配がない。
2. @export var
変数をエディタで簡単に設定できるようにするためのアノテーション。これを使うと、インスペクタに変数が表示されて、その値を変更できる。
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例:
@export var speed = 10
ゲームの設定をエディタから直接変更できるのでスクリプトをいじらずに調整できる。
3. @tool
このアノテーションを使うとエディタ内でもスクリプトを実行できるようになる。実行時にのみ動作するスクリプトとは異なり、エディタ内でのフィードバックや操作が可能になる。
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例:
@tool extends Node
エディタ機能を強化したり、ノードの状態をエディタ上で即座に見たりすることができる。
4. @signal
シグナルを定義するためのアノテーション。オブジェクト間の通信に使われるシグナルを作成できる。
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例:
@signal my_signal(value)
シグナルを使うことで、特定のイベントが発生したときに他のノードに通知をつることでゲームのロジックを柔軟に組むことができる。
5. @const
定数を定義するためのアノテーション。この変数の値を変更できないことを示す。
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例:
@const var MAX_HEALTH = 100
定数を使うことでプログラム中で間違えて内容を変更することがなくなる。
五か月前に作った記事なのですが、当時の記憶が全くないので、このまま公開します。
更新するかもです。