JavaScriptを学んでいると、よく出てくる「オブジェクト」「プロパティ」「メソッド」という言葉。
最初はとっつきにくいですが、イメージがつかめると一気に理解が進みます!
この記事では、具体例を交えながら丁寧に解説していきます!
✅ オブジェクト・プロパティ・メソッドとは?
まずは3つの言葉の関係をざっくり整理!
➡️オブジェクト
名前やキーにアクセスできる配列などの複数の属性情報を持ち、データを操作するための様々な機能を持った入れ物、枠組み。
Javascriptには多くのオブジェクトが公開されていますが、主にデータ型に対応した組み込みオブジェクトを扱います。
・Stringオブジェクト:文字列を操作するための手段を提供
・Numberオブジェクト:数値を操作するための手段を提供
・Dataオブジェクト:日付を操作するための手段を提供
・Arrayオブジェクト:配列を操作するための手段を提供
・Mapオブジェクト:キー/値からなる連想配列を操作するための手段を提供
・Functionオブジェクト:関数を操作するための手段を提供
…などがあります。
➡️プロパティ
オブジェクトが持つ「値・情報」。そのモノの状態や特性を表します。
➡️メソッド
オブジェクトがで行う「機能・処理」。そのモノを操作したり変換したりします。
扱う対象(オブジェクト)から何を(プロパティ)どうするか(メソッド)といった概念で、「オブジェクト」から「プロパティを見る or メソッドで操作する」ということになります。
✅️Arrayオブジェクトを例に見る流れ
const fruits = ["apple", "banana", "orange"];
ここで fruits は Arrayオブジェクト。これに対して…
🔸プロパティ【length】
console.log(fruits.length); // 3
🔸メソッド【push()】
fruits.push("grape");
console.log(fruits); // ["apple", "banana", "orange", "grape"]
配列に要素を追加するという機能。
💡ポイント
→ オブジェクトは 自分の中にプロパティ(情報)やメソッド(機能)を持っている!
✅️オブジェクトの「型」によって使えるメソッドが変わる!
JavaScriptでは、どんなオブジェクト型かによって、使えるメソッドが変わります。
たとえば…
[1, 2, 3].push(4); // OK:Arrayのメソッド
({ 0: 1, 1: 2 }).push(4); // ❌ エラー:Objectにはpushがない
見た目が似ていても、型(Array or Object)が違うとメソッドも違う!
💡 まとめ
オブジェクトは **情報(プロパティ)と機能(メソッド)**を持つ箱のようなもの!
オブジェクトの型によって使えるメソッドが決まる。
プロパティの「内容」ではなく、構造や型によって動きが変わる。
📕おわりに
JavaScriptのオブジェクトはとても柔軟で、慣れると色んな表現ができるようになります。
はじめは「見慣れない記号や単語」で混乱しやすいですが、基本を一つずつ整理してい来ましょう!