元ニート、2浪、数学アレルギー(現役のセンター試験IIBは9点しか取れていません)、メンタル激弱、根気も無し、こんな自分がエンジニアをになることを目標に格闘した記録を残します
自分と似たような境遇の方の助けになったら幸いです
2021.04 ニート→2浪の末 大学に合格
大学に入学したものの、ほぼオンライン授業ばかりで暇だったので、30万円叩き就活生向けのPythonで回帰分析を学べる講座を取りました
が、正直不必要だったと思いますし30万円叩いたのは情弱すぎたと思っています
もしプログラミングを触ったことすらない初学者の方にはprogateをお勧めします
焦って情報商材屋さんの罠にハマらないようにしましょう
2021.10 プログラミング系アルバイトを始める
ほとんど未経験にも関わらず、小中学生にプログラミングを教えるアルバイトを始めます
最初はScratchをある程度勉強し教え、ある程度慣れてきた頃にC#,Uniryを勉強し教えていました
しかしバッグエンドというか、裏で何が起こっているのか、みたいな知識は一切身につけていなかったのおらず「仕組みはそんなにわかってないけどググりながら作りたいものは作れる」状況でした
2023.04 一旦ビジネス職で就活を始める
大学3年生になり就活を始めます
なんちゃってプログラミングしかやってこなかった私がエンジニアになれるとも思わず(エンジニアは情報系学類のガチプロがなる職業だと思っていた)、当時はいわゆるビジネス職メインで就活(サマーインターンの応募)をしていました
しかしエンジニアになる夢も捨てきれず、エンジニアインターンは20社ほど応募し1-2社くらいしか受かりました
文系エンジニア、ポートフォリオも無いようであれば打率はこんなものなので、これから就活するみなさんは、落ちまくっても気を強く持ち、応募し続けていきましょう
2023.09初めての内定
講習タイプのサマーインターンを受けていた企業さんから内定をいただきました
面接は2回のみで、プログラミング技術に関する質問はほとんど聞かれませんでした
以下に最終面接で聞かれたことを記載しておきます(一次面接は記録を取ってなかったのですが、おそらくガクチカの深掘りをされた気がします)
・プログラミングをやっていて楽しかったこと、大変だったこと
・バイトでやっている仕事の具体的な内容
・楽しい仕事、嫌な仕事
・プログラミングを始めたきっかけ
・大学を選んだ理由
・バイトを始めた理由
この会社はonecareerで知りました
onecareerはビジネス職での会社情報が多めですが、たまにこういう穴場の会社があるので特にサマーインターン前には活用してみると良いと思います
ただ
この会社さんの給与面に(私は)不満があり、もう少しお給料の良い会社に行きたい!という理由でもうしばらく就活を続けることになります
2023.10 某SaaS系エンジニアインターンに参加(約1ヶ月半)
当インターンで使う言語もDBも使用経験がなかったのでかなり苦労しましたし技術的には全く役に立てませんでしたが、SaaS系の企業っていいな、テックリードよりマネージャー系のキャリアが自分に合っているんだろうな、などなど、今後の就活の進路を決めるきっかけになりました
SaaS系の企業は
①比較的服装等の規則が緩やか
②企業としての安定性が高い
③社風がなんとなくキラキラ、若々しい感じ
の特徴があるように思います(あくまで主観)
客先常駐し、1-2名でゴリゴリ開発をしていくよりも、自社に席を持ち、周囲とコミュニケーションを取りながら開発をしていくスタイルの方が心理的安定性が高そうだし、モチベーション高く仕事に取り組めそうだと感じました
このあたりからSIers志望からSaaS系、web系企業に志望を転換し就活を進めていきます
2023.12 ポートフォリオ作成、paizaに登録
11月~12月中旬ごろまでは県区遊が忙しく、一時的に就活を中止していました
12月ごろからポートフォリオを作り、GitHub上に公開し、ポートフォリオを引っ提げてpaizaに登録しました
ポートフォリオ作成、人によってはとても大変かもしれませんが、絶対やった方がいいです
先にも述べたようにSaaS系、web系を志望したものの、この業界は非常に人気度も高く、多くの企業において適性検査、ESで落ちていました
○クス、○an○an、○ネーフォワードなど、SaaSのトップ企業たちは技術力重視な傾向を感じたので、web系の経験が高くないと落ちる可能性が高いように思います(これまた主観ですが)
なので、ポートフォリオ作成、大事
現在技術力が低くてもものづくりが好きであること、技術を吸収するモチベーションがあることをアピールできるようなポートフォリオを作っておくと、少なくともESは通りやすくなるし、面接にこぎつけた際にもネタとして優秀です
GitHubにアップロードしておくとなお良いです(GitHubが使えることは面接でも結構褒められました)
paizaに登録した後はpaizaのスキルチェックを受けました
私自身ゲーム作りでのコーディング経験しかなかったので、いわゆるテスト、競プロの経験は一切ありません
なので普通に練習問題をみっちり解き、とりあえずランクBまでは上げました
できるのであればランクAまで目指すことをお勧めします 飛んでくるスカウトの質がだいぶ上がりますし、量もめちゃくちゃ増えるので
(ランクAを持っている先輩曰く)ランクBからAは「実行速度の速さ」が肝になってくるらしいので、練習あるのみ感、あります
2024.01 面接開始
一月から本格的にカジュアル面談、面接を受け始めました
paiza Bランクだと1日に10件程度「ゴールドスカウト」という企業からの「注目してますよ」感の強いスカウトが届き、普通のスカウトは30件くらい届きます
ので、ゴールドスカウトは(たとえその会社に興味がなくても)全て受けて、カジュアル面談、面接に進んでいました
この頃は1日3件ほど面談・面接を受けていました
このもらったスカウトは全部受ける、という姿勢、結構大事だと思います
特に文系でエンジニアを目指すとなると、就活に関する新鮮な情報は入ってきにくいように思います
ので、特に志望する業界でなくても、
- IT業界全体の知識を集める
- 自分に市場価値を測る
- 面接の場数を踏み面接慣れする
というメリットを得られることを見越して、ガンガン面談・面接を受けていくことを強くお勧めします
2024.02 SaaS業界の中でもさらに業界を絞る
面接を受けまくったこの辺りで自分のやりたいこと、キャリアイメージがクリアになり、面接通過の打率がぐっと上がりました
SaaSはtoC向けよりtoB向け業務効率化のサービスが圧倒的に多いですが、そのなかでも何の業務を効率化していきたいのか、それはなぜなのか、みたいな細かいところが固まってきました
ので、志望理由、入社後にやりたいこと、みたいな面接でよくある質問に対する回答がかなり深みと説得力のある内容になってくるので、(当然ですが)面接通過率が上がります
また、この頃は面接慣れしてきたし、やりたいことがクリアになってきていたので興味のない業界については辞退したり、スカウトが来ても選考に進まなかったりし始めました
精神的にもかなり落ち着いて選考を進められるようになりました
2024.03 内定獲得
身バレ防止のためぼかしますが、SaaS系企業に無事内定が決まりました
この会社さんは結構面接以外にも選考要素のない面談やオフィス見学の機会を設けてくださった会社だったので、業界・会社・自己理解が全てスムーズに進みました
また、面接も入社後にやりたいことベースで話が進んでいたので、特にポートフォリオを用いて技術的な説明をする機会はありませんでした
この会社は先方から面談の機会を設けてくれましたが、基本的にどの会社も最終選考前くらいまで進むと面談の機会をこちらから求めても快く引き受けてくれる可能性が高いので、積極的にお願いしてみるといいでしょう
(お願いしてダメだったとしても選考に響くことは多分絶対ないので、お願いするだけしちゃいましょう)
総括
- 諦めない、気を強く持つ
- とにかく情報収集が肝
- 意外と技術的に他の学生に劣ってても大丈夫、ポテンシャルとやる気を見せよう、見える工夫を凝らそう
情報系の学部卒じゃなくても、エンジニア経験が浅くても、意外と何とかなります。多少人より書類落ちの回数が多くても諦めず、選考を受け続けてみてください。選考を受け続けて(そして逆質問をし続けて)いれば自然と情報も集まってきて面接通過率が上がります。どうか成功体験を得るまで続けてみてください。
やる気の見せ方もいろいろあります。ポートフォリオを作ってくるもよし、毎日勉強していることをアピるのもよし。結局新卒はポテンシャル採用なので、現時点でどれだけ伸びそうかを一番みていると言っても過言ではないです。やる気見せたもん勝ち。