はじめに
本記事では、Googleが提供するAIエージェント「Gemini CLI」のWindows+VSCode環境での導入方法と基本的な使い方について解説します。Gemini CLIは、ターミナル上でAIによるコード生成・ファイル操作・情報検索などを自然言語で実現できる強力なツールです。業務効率化や開発現場での活用を検討している方はぜひ参考にしてください。
主な特徴・できること
-
大規模コードベースの検索・編集
100万トークンのコンテキストウィンドウを活かし、巨大なコードベースの理解や編集をAIに依頼できます。 -
マルチモーダル対応
PDFや画像、スケッチからアプリ生成など、テキスト以外の情報も処理可能です。 -
Google検索との連携
ターミナルから直接Google検索ができ、AIがWeb情報を参照して回答を強化します。 -
ファイル操作・コマンド実行
画像の一括変換やPDFの整理など、ローカルファイルやシステムコマンドをAIが自動実行できます。 -
ワークフロー自動化
git履歴の集計やスライド生成、Webアプリの雛形作成など、日常業務を効率化できます。 -
拡張性・カスタマイズ
MCPサーバーやGEMINI.mdによるプロジェクトごとのカスタム指示、サードパーティツール連携も可能です。 -
Gemini Code Assistとの統合
VS Code拡張「Gemini Code Assist」と技術基盤を共有し、コーディング支援もシームレスに行えます。
インストール
事前準備
Gemini CLIを利用するには、以下の環境・アカウントが必要です。
-
Node.js(バージョン18以上)
Node.jsがインストールされている必要があります。
コマンドラインで node -v を実行し、バージョンを確認してください。 -
Visual Studio Code(VSCode)
VSCodeがインストールされている必要があります。 -
Googleアカウント
初回セットアップ時にGoogleアカウントで認証を行います。
インストール
Gemini CLIのインストール
ターミナル(VSCodeのターミナルやコマンドプロンプト)で以下を実行します。
グローバルインストール
npm install -g @google/gemini-cli
npxで都度実行
npx https://github.com/google-gemini/gemini-cli
※都度ダウンロードが必要なため、日常利用にはグローバル推奨
セットアップ
Gemini CLIの初回起動
ターミナルで
gemini
テーマ設定
初回起動時にテーマ(ダーク/ライトなど)を選択します。
テーマは「全体」または「ワークスペース単位」で適用範囲を選択できます。これにより、グローバルな設定とプロジェクトごとの個別設定を使い分けることが可能です。
Google認証
Googleアカウントで認証します
「Login with Google」を選択すると、ブラウザが自動で開きます。
セットアップ完了
認証後、Gemini CLIのプロンプトが表示され、利用可能となります。
使い方
対話モード
ターミナルで gemini を実行すると、対話モードが開始されます。
プロンプトに自然言語で指示や質問を入力できます。
結果が表示される
備考:ここで表示さたディレクトリ".gemini"にワークフォルダごとのテーマなどの設定フ
ァイルが入っている
非対話モード
ワンショットでAIに命令を出したい場合は --prompt オプションを利用します。
gemini --prompt "1から10までの素数をリストアップして"
モデルを明示的に指定したい場合は --model オプションを利用します。
gemini --model gemini-2.5-pro --prompt "1から10までの素数をリストアップして"
まとめ
Gemini CLIは、Windows+VSCode環境でも簡単に導入でき、自然言語による柔軟な操作が可能なAIエージェントです。対話モードと非対話モードを使い分けることで、日常の開発作業やファイル操作、情報検索などを大幅に効率化できます。
業務や開発現場でのAI活用を検討している方は、ぜひ導入してその効果を体感してください。