LoginSignup
4
2

More than 1 year has passed since last update.

36キーで事足りますか。

Last updated at Posted at 2022-12-24

この記事は、自作キーボードのカレンダー25日目の記事になります。前回の記事は、ikejiさんの「自作キーボードアイディアリスト」でした。Pittheusという中折れ機構がかっこいいキーボードは動画で製作過程を拝見していて、本当にすごいなと思っていました。ついに、私も3Dプリンタを購入したので、使えるようになりましたら、Pittheusのようなかっこいいキーボードを設計してみたいものです。

さて、今回急遽、二つ目の記事を書かせてもらいました。正確には、もう一つのアドベントカレンダーでも書いているので、三つ目になります。 

今回のタイトルについてですが、結論を先に言いますと、私の仕事では十分、事足りています。 
仕事のことについて、詳しく書きませんが、毎日、原稿用紙4枚程度(1600字ぐらい)の分量を日本語で顧客向けに日報のようなものを、ほぼ趣味で書いています。 
文筆業ではありませんので、1日に書く枚数は、それぐらいです。
たまに英文を書くこともありますが、ほとんどは日本語です。 
様々な入力方法がありますが、あまり器用でないので、ずっとローマ字入力です。 
日本語で入力するので、頭の中で思ったことに対して、指がスラスラと動いてくれれば、問題ないです。それゆえ、長年使っているローマ字入力から離れられません。 
 
普段、60%以上のキーボードを使っている方は、36キーのキー数が、どのような内訳になるか、気になると思います。これはあくまで、私の場合ですが、A〜Zのアルファベットに26キー、「、(,)」と「 。(.)」の句読点に2キー、Cttrl, Win(Command),Alt,BS,Shift,Enterに6キー、最後に長押しでレイヤー1や2になるSpaceに2キーで、合計36キーとなります。 
以前は「ー」長音符に1キー当てていましたが、最近はレイヤ一1のSpaceキーに当てました。これは左右の親指で交互に2つのSpaceキーを押すと「ー」が出てくるので、慣れるととても快適になりました。
キー数が少ないため、指の稼働する範囲が本当に少なくなり、楽になりました。 
このような境地に至ったのは、自作キーボードを知って、最初に買った、nomu30のお陰と思います。 

nomu30を常用すれば、ここまで沼に深く沈まなかったと思いますが、私が身長に対して横幅がそれなりにあるため、入力するのがちょっと窮屈と感じたので、偶然知ったアリス配列を取り入れた、cool836Aを設計した時、「ああ、36キーあれば、何とかなるかも」と思うようになりました。 

cool836Aのあと、もう少しキー数の多いキーボードをいくつか設計した末に、やはり36キーあれば、私には十分かなと思うようになりました。 
キー数の多いキーボードを自作しても、キーマップの基本はcool836Aの時のキーマップの拡張にしかならず、矢印キーを加えても、使わないなとか、数字キーを加えても、遠いなとしか、思わなくなってきました。多分、私は怠け者なのです。 


アリス配列によって、窮屈な姿勢で打鍵しなくても良いことを学んだ先に、分割すれば、もっと楽できると思いました。 

そして、分割キーボードを設計した時も、頭の中では、「36キーのキーボードを分割できないだろうか」と妄想していました。
 


この妄想は、今年の春にcool936として実現しました。 

cool936も最初は、右小指の奥にBSキーがないことに不便を感じていましたが、それにも慣れることで対応できました。
その慣れによって、今まであまり見向きしなかったカラムスタッガードのcool536の設計にも繋がったのかなと思います。 

cool536では、様々な制約を設けて、その中で何ができるか模索した結果、takashicompanyさんの記事を参考にさせていただき、さらにminizoneからヒントを得て、cool536にPIM447trackballを載せることができました。 

改めて、takashicompanyさん、ありがとうございます。 


36キーで事足りるかについての話から、それてしまいましたが、cool536が分割できて楽な姿勢でトラックボールの操作もできる36キーのキーボードとなり、私の中では現在、最強のキーボードになりつつあります。
ただ、これも、ケーブルが邪魔かなという課題もあります。その解決策の一つとして、現在取り組んでいるのが、パレットシステムさんのAZ-COREを使ったcool536azcoreです。 

無線接続について知識も技術もない私が、無線接続のキーボードを作ることできる、夢のような機械です。最初、あまり効果がよくわかっていなかったのですが、Daihuku keyboardさんの動画を見て、「自分にも作れるかもしれない」と思いました。素晴らしい動画をいつも、ありがとうございます。

また、「左右同時にトラックボールを動かしたい」に快く応じてくださったパレットシステムさんのお陰もあって、cool536azcoreは無線接続で、分割で楽な姿勢で左右どちらでもトラックボールを操作できる36キーのキーボードとなりました。 

一応、boothで頒布を始めました。 

パレットシステムさん、AZ-CORE採用の自作キーボードcool536azcoreの頒布を了承してくださり、ありがとうございます。 

無線接続とはいえ、キーボードとAZ-COREとの間にケーブルがあって、煩雑なので、cool536azcoreの外側にAZ-COREを収納する箇所を加えた、cool536azcore2を今、設計しています。 


またまた話がそれました。「36キーで事足りますか。」については、これらの話から、私にとっては、十分事足りると思います。職種違えば、全く参考ならないかもしれませんが、毎日1600字くらいの顧客向けの日報を4月から140日強、書いてきました。それっぽっちの量で、事足りると結論をいうのも、早計かもしれません。

それでも、誰かの参考になれば、幸いです。

この文章は現在、私の最強のキーボードであるcool536azcoreとiPad Proで書きました。

4
2
2

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
4
2