macにvagrantとvirtualboxで仮想環境を構築してboxとしてcentos7を導入したあとの初期設定です。
簡単にboxを構築できたのですが、実際にsshでログオンしてみるといくつか初期設定が必要でした。
##言語設定
初期構築したばかりだと言語がドイツ語になっています。これを日本語に直します。
[vagrant@localhost ~]$ jkfdkj
-bash: jkfdkj: Kommando nicht gefunden.
多分コマンドが見つからないって言っています。
環境変数の値を確認すると
[vagrant@localhost ~]$ set |grep LANG
LANG=de_DE.UTF-8
ドイツ語です。これを日本語に変更します。
[vagrant@localhost ~]$ localectl set-locale LANG=ja_JP.UTF-8
==== AUTHENTICATING FOR org.freedesktop.locale1.set-locale ===
Authentication is required to set the system locale.
Authenticating as: root
Password:
==== AUTHENTICATION COMPLETE ===
[vagrant@localhost ~]$ source /etc/locale.conf
rootのパスワードを聞かれて戸惑いましたが、ディフォルトでは
vagrant がパスワードです
[vagrant@localhost ~]$ kjkfdkf
-bash: kjkfdkf: コマンドが見つかりません
日本語になりました。
##タイムゾーン設定
これもディフォルトではヨーロッパのタイムゾーンになっています。(CEST:Central European Summer Time)
[vagrant@localhost ~]$ date
2017年 5月 10日 水曜日 07:16:21 CEST
これも日本のタイムゾーンに変更します。
[vagrant@localhost ~]$ sudo cp /usr/share/zoneinfo/Japan /etc/localtime
[vagrant@localhost ~]$ date
2017年 5月 10日 水曜日 14:28:35 JST
日本のタイムゾーンになりました。
キーマップ変更
ここまでの設定を確認しようと思い、localectlコマンドで状況を確認してみたところ、Keymap, Layoutはドイツっぽいままになっていました。
[vagrant@localhost ~]$ localectl status
System Locale: LANG=ja_JP.UTF-8
VC Keymap: de
X11 Layout: de
これを変更します。
[vagrant@localhost ~]$ localectl set-keymap jp106
==== AUTHENTICATING FOR org.freedesktop.locale1.set-keyboard ===
Authentication is required to set the system keyboard settings.
Authenticating as: root
Password:
==== AUTHENTICATION COMPLETE ===
またrootのパスワードが必要です。vagrant
[vagrant@localhost ~]$ localectl status
System Locale: LANG=ja_JP.UTF-8
VC Keymap: jp106
X11 Layout: jp
X11 Model: jp106
X11 Options: terminate:ctrl_alt_bksp
日本語キーボードになりました。
とりあえずここまで
参考
macOS Sierra バージョン10.12.4
Vagrant 1.9.4
VirtualBox 5.1.22
CentOS 7.0 64bit
シリーズ一覧 (vagrant centos LAMP環境構築)
1.macにvagrantでcentos7の仮想環境を構築したときの初期設定
2.mac上の仮想環境に構築したcentos7にPHPを導入する
3.mac上の仮想環境に構築したcentos7でPHPのビルトインサーバーを利用する
4.mac上の仮想環境に構築したcentos7にapahceを導入する
5.mac上の仮想環境に構築したcentos7にmysqlを導入する
6.centos7に導入したMySQL5.6の初期設定と動作確認