Ctrl + (矢印キー, Home, End, PageUp, PageDown)の効果
セルの移動およびシート間の移動を行います。
各矢印キーは、現在フォーカスのあるセルを基準に、そのセルと直後のセルの状態で次のように動作します。
Ctrl + ↑←↓→:
-
フォーカスのあるセルに入力がある場合
-
次のセルにも入力がある場合
- 空白があるセルの直前のセルまで移動する
-
次のセルが空白の場合
- 次の入力のあるセルまで移動する
-
次のセルにも入力がある場合
-
フォーカスのあるセルが空白の場合
- 次の入力のあるセルまで移動する
Ctrl + Home:最初のセルへ移動(通常はA1セル、ウィンドウ枠を固定している場合、その最初のセル)
Ctrl + End:最後のセルへ移動(最後に入力のあるセル)
これらのショートカットはセル間の移動でとても便利です。
特に Ctrl + End は、入力されている範囲を知るのに便利で、何も入力が無いのに余計な入力範囲を知ることも出来ます。
VBAの話になりますが、セルの入力範囲を知るのには色々と方法があるかと思います。
その一つの方法として、Worksheet
クラスのUsedRange
が便利ですが、おかしな入力があると余計なセルまで取得してしまうので、そうした際の確認などにも利用できます。
また、矢印キーでの移動はRange
クラスのEnd
での動作と同じです。
繰り返し処理などで、よくある方法として特定の行での入力のあるセルを取得するのに、その列の最後のセルから.End(xlUp)
としているのは、最後のセルまで移動し、Ctrl + ↑としていることになります。
Ctrl + PageUp:前のシートへ移動
Ctrl + PageDown:次のシートへ移動
こちらもよく使います。
シート数が多く移動が大変な場合、別途シート一覧(シートのタブが並んでいる最初の方のセレクタで右クリック)と同じようなものをVBAで作成して利用したりします。
この辺は徹底的にマウスへの持ち替えを省いて、操作するためです。
以上
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