MarkLogicのサンプルスタックは、MarkLogicというNoSQL製品の機能を一通り体験できるWebアプリです。GitHub上にあります。
動かし方はREADME.mdに一応書いてありますが、結局何をすれば動くのかが分かりづらかったため、ここにメモしておきます。
2017.11.13更新: 現在の最新バージョン(MarkLogic 9)では動作しないようです。サンプルスタックの開発(マージ)は2年前から止まっており、今後の改版見込みも薄そうな感じです。「MarkLogicのJavaのサンプルを手っ取り早く動かす方法 (Eclipse編)(コマンドライン編)」は、MarkLogic 9でも動作しますので、そちらの利用をお薦めします。
事前にインストールしておくもの
- MarkLogic 8系
- インストール済みで起動状態あれば、初期設定されていなくても良い
- JDK 1.7 または 1.8
gradleは不要(起動スクリプト内で自動で構成されます)
サンプルスタックのダウンロード
$ git clone --depth 1 https://github.com/marklogic/marklogic-samplestack
$ cd marklogic-samplestack
設定ファイルの編集
MarkLogicの初期設定を済ませている場合は、appserver/java-spring/gradle.properties
を編集
marklogic.admin.user=<MarkLogic管理者ユーザー名>
marklogic.admin.password=<MarkLogic管理者パスワード>
プロキシ等で保護された環境から接続する場合は、gradleのプロキシ設定を参考に、プロキシ情報も追記します。
MarkLogicの初期設定を済ませていない場合は、起動スクリプト実行中に、ユーザー名 admin / パスワード admin で管理者ユーザーが作成されます。
いざ、起動
MarkLogic が起動されていることを確認してから、以下のコマンドを実行します。
$ cd appserver/java-spring
$ ./gradlew appserver
各種ダウンロード、ビルド、samplestackというMarkLogicサーバーの作成、サンプルデータの投入、サーバーの起動が順次行われます。全て終わると、下のような表示で止まります。
>Building 85% > :bootRun
アクセス
Webアプリ
右上のLoginボタンを押して、ログイン
- joe@example.com パスワード: joesPassword
- mary@example.com パスワード: marysPassword
クエリコンソール
Content Sourceのプルダウンからsamplestack (samplestack-modules: /)
を選択し、Exploreボタンをクリック
後片付け
- Ctrl + Cで終了
- ./gradlew clean
- ./gradlew dbteardown