0
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 5 years have passed since last update.

スライサー(FDM式3Dプリンタ向け)の作成 其の13(スカート/ブリムモデル)

Last updated at Posted at 2017-01-15

1.はじめに

 ターゲットモデル(出力対象となるモデル)以外にも、スライサに必要な要素として、サポート/ラフト/スカート(ブリム)があります。
 ここでは、スカート/ブリムについての説明です。
 スカート/ブリムについては、其の5の3項を参照下さい。

2.スカート/ブリムの構造

 スカート/ブリムは、インフィルのない、ループのみで構成されています。

3.スカート/ブリムモデルの生成

  1. ターゲットモデルの第1層をスライスし、閉領域を求める。
  2. 閉領域をパラメータに従い拡大する。(内側の外壁)
  3. 閉領域複製し、複製した閉領域をパラメータに従い拡大する。(外側の外壁)
  4. 2/3で求めた2つの閉領域をポリゴン化する。
  5. 平面ポリゴンからパラメータに従い、垂直方向(下)へ掃引した形状になるように立体化(モデル)する。
  • スカート/ブリムはこの後、上へ移動させます。

  • 任意のスカート/ブリムモデルは4に相当するSTLファイルとする。
    指定されたスカート/ブリムモデルの面の法線を整列(上向きへ)する。
    上記の1~4は実施しない。
    上記の5は同様に実施。

  • 上記1でサポートがある場合、サポートモデルも同様にスライスし、2つの閉領域から全てを含む閉領域を求めます。

  • 上記1でラフトを利用する場合、ラフトモデルをスライスします。

  • 上記4については其の14 閉領域からのポリゴン化アルゴリズムを参照下さい。

  • 上記5については其の15 平面ポリゴンの立体化アルゴリズムを参照下さい。

4.スカート/ブリムモデルのスライス

 構成で示したようにインフィル無しのループ形状のみとなります。
 モデルをスライスし、内側の外壁となる閉領域を順次拡大し、経路を取得していき、外側まで繰り返します。

5.おまけ

 ユーザ指定形状のスカート/ブリム。
org_sb.JPG

0
0
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
0
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?