1.はじめに
本ソフトはSimplify3Dをリスペクトしているため、出力結果の構成はSimplify3Dとほぼ同じです。
”ほぼ”というのは私の認識している範囲ということですので、Simplify3Dと同じとは限りません。
2.ラフト(Raft)
本ソフトでは、Print.xml内の「Raft」要素で指定します。また、ラフトを自動生成する他、STLファイルでオリジナル形状を指定出来ます。
Simplify3Dでは、[Additions]タブの「Use Raft」によってラフトが生成されます。
ラフトはモデルがベットに張り付きやすくするためと考えています。またベット上のゴミや小さな凹凸などを無視できるようなものでもあるようです。
私はあまり利用しません。
3.スカート/ブリム(Skirt/Brim)
本ソフトでは、Print.xml内の「SkirtBrim」要素で指定します。また、スカート/ブリムを自動生成する他、STLファイルでオリジナル形状を指定出来ます。
Simplify3Dでは、[Additions]タブの「Use Skirt/Brim」によってスカート/ブリムが生成されます。
スカートとブリムの差は、モデルに密着(密着するとブリム)するか否かと考えています。ただしスライサーソフトによっては、別物扱いの物もあるかもしれません。
スカートは、フィラメントを吐出させるため、モデル出力前に吐き出しを行う領域で、ブリムは、モデルのベットへの接地面積を増やし剥がれにくくする目的があるようです。
私は両方の用途でブリム(密着)を多用します。
Simplify3D:スカート
Simplify3D:ブリム
4.サポート(Support)
本ソフトでは、Print.xml内の「Support」要素で指定します。また、サポートを自動生成する他、STLファイルでオリジナル形状を指定出来ます。(自動生成はまだ実装途中)
Simplify3Dでは、[Support]タブの「Generate Support Material」によってサポートが生成されます。
サポートは、FDM式(積層方式)では下から積み上げて行く方式なため、オーバーハング部や接地しない面などがあると、空中に出力することになります。このため、サポートにより出力面の下に台をつくることになります。
5.モデル
3Dプリントする本体。
6.おわりに
スライサーの出力結果(求める物)は、Simplify3Dを基準にしています。今後は独自の構成にするのも良いかもしれません。(まずは、既存同等を目指して)