こんにちわ
bowyer-appです。
僕の公開している個人アプリ
弓道のアプリ 採点簿 for Android
に、レビュー訴求を実装してみましたので、そのデータを元に検証していきたいと思います。
ユーザーはどんな時にレビューを書きたくなるのか?
だいたい、以下の3つに別れるかなと思ってます。
1.バグや自分にとって不都合な結果を得た時
→ これは評価下がるし、本当はあまり書かれたくないですね
ただ、このレビューに対する対策もあるので、後述します。
2.本当によいと思った時、何か達成したとき
3.レビュー訴求されたから
上記1、2のパターンはユーザーが能動的に書くまで待たないといけないので、なかなかレビューが貰えません。
そこで、レビュー訴求を入れてみました。
ユーザー層とアプリの分析
■ アプリ名 : 弓道のアプリ 採点簿 for Android
■ 対象ユーザー : 弓道をやっている高校生
■ 競技人口 : 約6万人
かなりニッチな市場かつ、Androidを持っている人となるとパイがかなり少ないです。
■ DAU : 約500
■ MAU : 約2000
一般的な個人開発のアプリに比べてかなり少ないと思います。
ご自身のアプリへの導入の際の参考数値として比較してみてください。
訴求タイミングの設計
立ち追加ボタン、もしくは占いボタンのイベント
→ これらはアプリ内のKPIとして見ている指標になります。
→ 出現頻度は毎日使ってくれていたとしたら約1週間後くらいに出る想定
しっかりと定着してくれたタイミングで訴求しています。
本質的なレビューが欲しいので、長い目で効果を設計しています。
ちょっと使ったくらいでそのアプリのことは分からないと僕は考えています。
訴求はこんな感じ
レビュー荒れ対策をやってみた
「は?レビュー?ウザい!」と、なりますよね?僕もなります。
また、バグが起きたあとにこの訴求が出ようものなら、星1をつけたくなりますね。
そこで、僕は「要望を書く」ボタンを用意しました。
Googleスプレッドシートを用意し、要望を書いてもらうようにしてます。
地味に、これ効果がありまして実際にバグ報告や要望が多数寄せられました。
とはいえ、レビューで星1つやバグ報告はついてしまう
「バグや自分にとって不都合な結果を得た時」は評価が下がるし、レビューも荒れる。
バグ報告はかなり精神的にダメージを受けますが、これはアプリを良くするチャンスなんです。
実際に仕込んでからの結果
2014/08/20-2015/08/20の結果です。
グラフを見ると、仕込んだ翌月からレビューが増えていることがわかります。
※ 星1つはバグ報告です。
※ 吹き出しマークはアップデート。
バグ報告を受けたらすぐに改修し、レビューに対して返信を行いました。
そうすると、星1つをつけていたユーザーが星5つに変更してくれました。
低評価ユーザーは星5になる可能性をもっていて、それに対応することが
アプリの質向上にもつながります。
また、自分の要望やバグ報告が直ることによって、もっとそのアプリを使おうと思ってくれます。
レビューはユーザーと接することができる唯一の場所
「レビューを書く」という行為は、相当なモチベーションが無いと出来ないと思います。
本質的なユーザーの意見を吸い上げれる場所であり、ディベロッパーは毎日ここをチェックしたほうがいいと思います。
レビューに一喜一憂するのではなく、ユーザーが本当に求めているものを受け止める。
それがバグ改修であれ、機能追加であれしっかりと向き合うことが、よいアプリを作ることになると思います。
最後に
これからレビュー訴求を考えている方、すでに実装している方に
この記事が少しでも参考になればよいと思っています。
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