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DoS攻撃/ブルートフォース攻撃対策アプリの近況

Last updated at Posted at 2016-08-14

対策アプリケーションの近況

トレンド

スクリーンショット 2016-07-11 19.11.07.png
Google Trends を見る限りでは、どうやら Fail2ban の一人勝ちのようである。

開発状況

名称 安定版 最新評価版 Yum
mod_evasive 1.10.1 (2010/02) - 1.10.1 (epel)
mod_dosdetector 0.2 (2007/07/10) GitHub (2013/10/27) -
mod_security 2.9.1 (2016/03/10) GitHub (2016/12/02) 2.7.3 (base)
mod_qos 11.31 (2016/07/24) - 11.5 (epel)
DenyHosts 2.10 (2015/02/15) 3.1beta (2015/09/17) 2.9 (epel)
Fail2ban 0.9.6 (2016/12/10) 0.10-a1 (2016/07/14) 0.9.3 (epel)
Sshguard 1.7.1 (2016/10/25) 1.99.0 (2017/01/02) 1.5 (rpm DL)

Apache の DoS 攻撃対策モジュール

「Apache DoS攻撃」などで検索すると、Apache モジュールとして mod_evasivemod_dosdetector に言及している記事が2015年以降の近年でも多いが、いずれも継続的な開発は行われていない。

mod_evasive

mod_evasive は Deep Logic, Inc の Jonathan Zdziarski によって2002年10月に 1.0.0 がリリースされたが、2010年2月の 1.10.1 を最後に更新されておらず、オリジナルのソースは Apache 2.2 までしか対応していない。
知名度は比較的高く、 RHEL/CentOS では EPEL リポジトリに最終バージョンのパッケージが用意されている。
GitHub のフォークもまばらで継続開発は行われていない。

mod_dosdetector

mod_dosdetector は、はてなの元 CTO の田中慎司氏によって2007年1月に 0.1 がリリースされたが、2007年7月に 0.2 をリリースした以降、バージョンアップは行われていない。
GitHub で Apache 2.4 に対応したプルリクエストを2013年10月にマージしているが、これが最後となっており、事実上開発は継続されていない。

Takayuki Miwa 氏が mod_dosdetector-fork としてフォークしており、Apache 2.4 専用版として 1.1.0 を2016年2月にリリースしている。

ModSecurity (mod_security)

ModSecurity (mod_security) は2002年に最初のバージョンがリリースされ、2011年より Turstwave 社の SpiderLabs チームが開発を行っているオープンソースの WAF (Web Application Firewall) である。
Google Trends では Fail2ban に次いで参照されている。当初は圧倒的な人気を誇っていたが、2009年頃より Fail2ban に首座を奪われたようだ。

mod_qos

QoS (Quality of Service) の制御を可能とするモジュール。 Slowloris 攻撃の対策に Lynis にサジェストされる。 EPEL リポジトリからインストールできる。

ブルートフォース攻撃対策アプリケーション

SSH へのブルートフォース攻撃対策として DenyHosts 、 Fail2ban 、 Sshguard の3つの人気が高い。
Apache モジュールと比べて近年でも継続的に開発が行われている。

DenyHosts

Fail2ban

Sshguard

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