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JavaScript文法(2) 変数とデータ型

Last updated at Posted at 2016-08-10

この記事の内容

  • JavaScriptの変数の特徴
  • JavaScriptの基本データ型の種類について

目次

(1) 学習環境の構築と基本的な書き方
(2) 変数とデータ型 <-- この記事の内容
(3) 演算子および配列
(4) 制御構文と関数
(5) 関数の応用1
(6) 関数の応用2
(7) オブジェクトの基礎
(8) JavaScriptのオブジェクト指向プログラミング1 概要
(9) JavaScriptのオブジェクト指向プログラミング2 オブジェクトの作り方と継承
(10) JavaScriptのオブジェクト指向プログラミング3 多態性
(11) JavaScriptのオブジェクト指向プログラミング4 カプセル化
(12) ES6の新機能について

JavaScriptでの変数の宣言

基本的な書き方を観てきたところで、今回は変数について。

JavaScriptでは、データ型に依らず全ての変数は var というキーワードをつけて宣言する。CやJavaのようにプログラマの方で変数のデータ型を明示的に指定するものではない点、注意する。

bs02_01.js
var s = "あいうえお";
console.log(s);        // あいうえお と表示される
bs02_02.js
var a, b, c;       // 複数の変数を同時に宣言することも可能
a = 3;
b = 2;
c = a + b;
console.log(c);    // 5 と表示される

変数そのものに特定のデータ型を指定しているものではないため、以下の様なコードはエラーにならない。

bs02_03.js
var a = 123;
a = "あいう";
console.log(a);    // あいう と表示される(エラーにならない)

※補足:実は var キーワードをつけずに変数を宣言することも可能。ただ、var の有り無しで若干異なる部分が出てくるため、基本的には var をつけて宣言する。(varをつけない場合については、後の記事で説明。)

JavaScriptのデータ型

JavaScriptで用意されている基本データ型(と呼べるもの)には、以下のものが用意されている。

データ型 説明
数値型(Number) 整数や実数
文字列型(String) クォーテーションで囲んだ文字の並び
真偽値型(Boolean) 真(true)か偽(false)のみ
配列型(Array) 通常の配列
オブジェクト型(Object) プロパティとメソッドをもつ。連想配列として利用できる。
Null型(Null) 意図的に何も入っていないことを指定するための型
未定義型(Undefined) 変数が初期化されていない状態のように、必然的に何も定義されていない状態を表す型

ある変数には何の型のデータが入っているかを調べるには typeof というキーワードを利用する。

bs02_04.js
var a = 123;
var b = "abc";
var c;                    // 初期化しない

console.log(typeof a);    // number と表示される
console.log(typeof b);    // string と表示される
console.log(typeof c);    // undefined と表示される

補足:予約語

JavaScriptにも、変数名として利用できない「予約語」が存在する。一覧は、以下のページを参照。
https://developer.mozilla.org/ja/docs/Web/JavaScript/Reference/Reserved_Words

次回予告

演算子および配列

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