サーバーサイドを書いたことある人がiOS開発をやると、一回は考えたことがあるかと思うのが,stoaryboardにwebのテンプレートエンジンみたいにincludeして別のViewを差し込みたい！というやつです。
他のXiBやstoryboardをコード側で読み込んだり,Container Viewを使えば近いことはできるのですが、今日は別の方法をふと知ったのでご紹介します。

initWithCoder

今回はIncludeViewというxibで生成されたViewをstoryboardにincludeしてみます。全くCodeゼロではありませんが、差し込み先でのIncludeの部分はInterfaceBuilder Onlyです。

普通にViewとXibを作ります。

こんな感じのやつです。

XiBのClass指定はViewに対してではなくOnwerにつける

ここでポイント１。
XiB側の方のCustom Classの設定をViewではなく、Ownerの方につけます。

initWithCoderでXiBで生成したViewを差し込む

ポイント２。
ここが最重要の肝です。


-(id)initWithCoder:(NSCoder *)aDecoder{
    if ((self = [super initWithCoder:aDecoder])){
        [self addSubview:
         [[[NSBundle mainBundle] loadNibNamed:@"IncludeView"
                                        owner:self
                                      options:nil] objectAtIndex:0]];
    }
    return self;
}

storyboardなどで作成したViewはinitWithCoderが呼ばれますが、ここでXiBから生成したViewを自分自身をOwnerにしてadd subViewします！

そういえばこうすると、AndroidのCustomViewの作り方に近いですね。

Includeしたい側のStoryboardでは

普通にViewを配置してCustom Classを配置します。
好きなだけ配置します。

結果

うまくIncludeされました！

呼び出し側ではコードは一切書いてませんね！
IBDesignbleが効けば完璧なのですがまあ贅沢は言いません。

今まで場面によっては地味にXiBにしたいけど、コードのみで書いていたりしたので、選択肢が増えて嬉しい限りです。

発展系 : IncludeするXiBを好きに切り替える

ちょっとコードを修正してstoryboardからIncludeするXiBを変えてみましょう

@interface IncludeView ()
@property(nonatomic) NSString *templateName;
@end

@implementation IncludeView


-(void)awakeFromNib{
    if(self.templateName){
        [self addSubview:
             [[[NSBundle mainBundle] loadNibNamed:self.templateName
                                            owner:self
                                          options:nil] objectAtIndex:0]];
    }
}