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(チーム内発表会用) Qiitaのススメ

Last updated at Posted at 2016-10-30
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Qiita歴1年ちょいで分かったことの紹介。


Qiitaを書き始めた動機

  • いちど分かったことでも、時間が経つと詳細を忘れてしまう場合がある。
  • 忘れてしまう前にメモをとるのが大事だ。
  • どうせメモを取るのなら、人に役立つ形で共有した方が良い。
  • どうせ共有するなら、パブリックに誰でもアクセスできる方が良い。

僕にとってのQiitaは「勉強」→「メモ」→「公開」という役割。
自分のメモがついでに、誰かに役立てば良いなという感覚。

(将来の自分にも役立てば良い)


分かったことは、人に教える。


自分だけのものにしない。


(エンジニアに大事なこと)


Qiitaに記事を書くコストに関しては、後々のことを考えると、「自分だけのメモを取る」よりも、むしろコストパフォーマンスが良いのではないかと思う。

シンタックスハイライトが使えたり、Googleにヒットしやすいので後から参照しやすかったり、内容を一般向けに書くことで、記述が自然とスッキリしたりする。


Qiitaの良いところ


書きやすさが担保されている

Markdownで書ける。
Qiitaの基本コンセプトなので当たり前だが、これが心地良い。
脳のコストを使わない。
(もうmarkdown以外に文法なんか覚えたくない!)


シンタックスハイライトも使えて、プログラミング関係に特化している。

puts 'Hello Ruby!'
print 'Hello Perl!';

Qiitaは大別すると、ブログサービスのひとつだ。では、他のブログと何が違うのか。


世の中のブログは、だいたい編集画面が重くて書く気になれない。この「画面の重さ」は馬鹿にならない。
人間はコンマ秒単位で、無意識に「使い心地」というものを感じ取っている。


参考:

=> Webサイトのレスポンス速度から見るインターネットユーザーの閲覧行動と企業の課題

各種の調査や研究の結果、わずかな表示速度の差であっても、ユーザーの行動にはその影響が現れてくることが指摘されている。Amazonの調査では、ページの表示速度が0.1秒遅くなると、売り上げが1%低下することが明らかになった。


日本のブログは重い!!!!! (編集ページが)


だがQiitaの動作は軽くて、編集フォームのテキストエリアも広く、そもそもインターフェイスが「書きやすさ」を担保してくれている。

他のブログのように「リッチな表現」ではなく「プログラミングのための簡潔な表現」に集中できる。


モチベーションを上げる仕組みがある

その代表が「ストック」。
言ってみればただの「いいね」なのだが、他のブログサービスだと、他のユーザーがこの「いいね」を押したくなるようなインターフェイスになっていない。
押された方もそれほど嬉しい作りになっていない。


Yahoo ブログ

ちっちゃい。

image


Ameba ブログ

なんかたくさんついてる。「いいね」の重要度が低い。

image


Qiita

「ストック」がかなり目立つ。
これがサービス内での重要な部分であることが視覚的に分かる。

image


なおかつ実質的にはほとんど「いいね」と変わらないのに「ストック」という表現になっているところも良い。
これがただの「いいね」だったら、ボタンが押されてもそこまで嬉しいと思わないだろう。

なぜなら「ストック」という表現は「重要な情報として記録したいもの」「自分の知識情報として追加する」という位置づけだからだ。


もし「いいね」という表現であれば、ちょっとでもいいと思った記事にはボタンを押しやすくなる。
だけどQiitaでは「ストック」という表現なので「自分にとって価値のある情報」の場合にだけ、ボタンを押しやすくなる。

このように表現ひとつで人間の行動が変わる。
人間の行動が変わると、それを受け取った側の気持ちも変わる。
ということが言えると思う。

インターフェイスの違い、あなどれない。


ストック数の推移も見られる。

image


個人記録

途中でアカウントを変えたけど、累計の記録は次のとおり。

  • 260記事
  • 1049ストック

3日に2個ぐらいは記事を書いてることになる。


ちなみに最もストックを集めた記事はこれだ。(技術関係ない)

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さくっと書いた小ネタが多い。

だけど成績にはこだわらなくて良い。
僕の場合、そもそも「自分用のメモ」が「人にも役立つ」ことが一番の目的だからだ。
なおかつ「ストックされて自分もちょっと嬉しい」なら一石三鳥。


思わぬ記事がストックを集める

自分の想定は案外、アテにならない。
たとえば次の記事。

「iPhoneの InternalName なんて誰も気にしてないよな」と思いつつ書いたけれど、何人かの人にストックしてもらった。

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たとえ「人の役には立たない情報かも」と思っても、それが「自分に役立つ」ものなら、とりあえず記事を書いてみたら良いと思う。


閉じた環境はもったいない

一般的な情報なら、社内ブログなどの閉じた環境よりも、パブリックな場所に書いた方が人の役に立つ。
リーチ可能な読者は100人より、10000人の方が良い。


スライドが作れる

まさにこの記事がそうだが、発表用のスライドがmarkdownで簡単に作れる。
Qiitaにスライドモードが出来てからは、僕はチーム内発表用にすべてQiitaを使ってきた。


これも、どうせまとめを作って発表するなら、閉じた環境にだけ置いておくのはもったいない。パブリックにして問題ない情報なら基本的にパブリックにする、という考え方だ。
(身内ネタを書きづらくなったり、ネタ画像は使えなくなるけど)


この記事を見てもらうと分かると思うが、Qiitaの場合だと、スライドを作った場合でも、その下にHTMLバージョンが表示されるので、そこも良いところ。
(スライドはプレゼンに特化されているので、HTMLより読みづらい)


Googleでヒットしやすい

非常にヒットしやすい。普通のブログだと「すべての記事が検索に引っかかる」ということはあまりないが、QiitaはGoogleによくインデックスされている。
自分の昔の記事を見たい時は、Googleで「Qiita yumainaura ruby」とかいうキーワードで検索する。

サービス固有の検索機能に頼る必要がない。(サービス固有の検索の仕方とか一回ずつ覚えられない)


Google で site:qiita.com/YumaInaura って検索してみると、109件ヒットする。

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image


今このアカウントでの記事数が97個だから、ほぼすべての記事がインデックスされていると思われる。

なので自分の記事を思い出すときにも、Googleの力を最大限に使うことが出来る。


Qiitaにもサービス固有の検索フォームがあるが、こういうのは面倒くさい。

image


昔の記事がストックされる

新しく記事を書いたタイミングで、古い記事がストックされることがある。
たぶん右側の「人気の投稿」とか、投稿履歴とかから辿って、過去の記事が見られていると思われる。

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思いがけないところで人が見ている(かも)

最近チームにジョインしたY.Cさんが、まったく接点のなかった過去の時点で、僕の記事をストックしてくれていたことが分かった。思いがけない。


Qiitaのコツ

  • 「自分用のメモを、少しだけ一般向けにブラッシュアップする」ぐらいの気持ちで書くと、ハードルが低くなる。
  • 「技術を完全に理解できてから記事を書こう」と思うと何も書けない。初心者だからこそ書ける記事もある。
  • 世の中に同じような記事があっても、自分が書けば、違う切り口の記事になる。
  • 自分がGoogleの検索結果に不満を持った時は、Qiitaを書くのに良いタイミング。「自分が欲しかったようなページ」を自分で書けば良い。

関連記事

拝啓 本当は Qiita を書きたいのに、まだ迷っているあなたへ。


以上


ちなみに

入社したての頃は「なに業務中にQiita書いてるんだ!」と怒られないかとちょっとビクビクしていた。
そう言われたら「業務に必要なメモを、どうせだから一般公開しているだけです」とか言おうかと思ってた。

だがむしろ今の会社では、Qiitaを書いていることを褒められた。


Qiita Kaite Ii Kaisha De Yokatta

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