Raspberry PiのiMacを利用したセットアップ忘備録です。
環境
- iMac Late 2013 (OSX 10.11.3)
- Raspberry Pi2 ModelB (raspbian-wheezy)
- PLANEX 無線LAN子機 (USBアダプター型) GW-USNANO2A (FFP)
vimをインストール
Ethernet経由でiMacと接続→無線LAN経由でルーターに接続へ切り替える。
SSHで接続しており、マウス・キーボード・モニターは使えないのでテキストエディタvimを利用して接続の書き換えを行う。
Linuxコマンドを利用してパッケージをダウンロードして利用しなければならない。一瞬キーボードとマウスをAmazonでポチりそうになるが此処は踏ん張ってコマンド操作を試してみる。
$ sudo apt-get update
ライブラリの更新をする。
$ sudo apt-get install vim
これでvimがインストールされた。
ネットワークを確認する
$ sudo ifconfig
でネットワークのアダプタを確認出来る。ポイントはeth0
とwlan0
。
eth0 Link encap:Ethernet HWaddr xx:xx:xx:xx:xx:xx
inet addr:192.168.x.x Bcast:192.168.x.255 Mask:255.255.255.0
と見える。これはEthernetでiMacが発行したIPアドレス「192.168.x.x」に接続している。
wlan0 Link encap:Ethernet HWaddr xx:xx:xx:xx:xx:xx
無線LANポートは此処では接続されていないのが分かる。
無線LANをRaspberry Piがキャッチ出来ているか確認する。
sudo iwlist wlan0 scan
ずらりと近所の無線LANを含めて表示される。その中で自宅の無線LANを見つける。
wlan0 Scan completed :
Cell 04 - Address: xx:xx:xx:xx:xx:xx
ESSID:"my_ssid"
Protocol:IEEE 802.11bgn
Mode:Master
Frequency:2.457 GHz (Channel 10)
Encryption key:on
Bit Rates:150 Mb/s
ここから自宅の無線LANのアドレスとRaspberry Piの無線LANアダプタとを結びつける。
無線LANに接続する
$ sudo sh -c "wpa_passphrase [my_ssid] [my_password] >> /etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.conf"
このwpa_passphrase
コマンドでパスワードの暗号化と設定ファイルwpa_supplicant.conf
のひな形を作ってくれる。
$ sudo vim /etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.conf
でひな形を確認する。
network={
ssid="my_ssid"
#psk="my_password"
psk=xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx
}
暗号化されたパスワードが発行された。
Raspberry Piのインターフェイスを書き換える前に無線LANに接続出来るか確認する。
$ iwconfig wlan0 essid my_ssid key s:xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx
その後
$ iwconfig wlan0
で接続されているか確認する。
wlan0 IEEE 802.11bgn ESSID:"my_ssid" Nickname:"anonymous"
Mode:Managed Frequency:2.417 GHz Access Point: XX:XX:XX:XX:XX:XX
Bit Rate:150 Mb/s Sensitivity:0/0
こんな感じで、無線LANアダプタのランプが点灯したらルーターとRaspberry Piが無線LANにつながったという事。
ネットワークを変更する
ここでEthernetから無線LANへと接続を切り替える指示を出す。MacでSSHしている場合はここでエラーになるともう有線接続出来なくなるので慎重にいきたい。
$ sudo vim /etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.conf
で先ほどひな形を作ったwpa_supplicant.conf
に追記する。
ctrl_interface=DIR=/var/run/wpa_supplicant GROUP=netdev
update_config=1
network={
ssid="my_ssid"
#psk="my_password"
psk=xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx
key_mgmt=WPA-PSK
proto=WPA2
pairwise=CCMP
group=CCMP
scan_ssid=1
}
いよいよEthernetから無線LANへと接続を切り替える。
$ sudo vim /etc/network/interfaces
auto lo
iface lo inet loopback
#auto eth0
#allow-hotplug eth0
#iface eth0 inet manual
auto wlan0
allow-hotplug wlan0
iface wlan0 inet dhcp
wpa-driver wext
wpa-conf /etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.conf
iface default inet dhcp
#auto wlan1
#allow-hotplug wlan1
#iface wlan1 inet manual
#wpa-conf /etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.conf
eth0
とwlan1
はコメントアウトし、 wlan0
を自動接続でwpa_supplicant.conf
に接続する様に指示する。
wpa-driver wext
は接続ドライバの指示の様だが、私の場合これが無いとエラーになってしまい2晩ほどハマりった。
$ sudo ifconfig
で接続を確認する。
wlan0 Link encap:Ethernet HWaddr xx:xx:xx:xx:xx:xx
inet addr:192.168.○.○ Bcast:192.168.○.255 Mask:255.255.255.0
UP BROADCAST RUNNING MULTICAST MTU:1500 Metric:1
無線LANwlan0
に新たなIPアドレス「192.168.○.○ 」で接続された。