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ServiceNow アプリケーションを作成する その4

Last updated at Posted at 2017-06-20

前回は、アプリケーションにテーブルをすべて作成し終えた。
今回はそのアプリケーションのユーザインタフェースを整理する。
インスタンスのビルドタイプはIstanbul。

具体的には次の設定を追加/修正する。

  • アプリケーションナビゲータ
  • フィルタ
  • ビュー(リスト)
  • フォーム
  • 関連リスト

アプリケーションナビゲータの整備

前回までの手順でテーブルを作成すると、アプリケーションナビゲータは各テーブル毎にグループが分かれており、また名前もおかしい。なのでこれを整備する。
image.png

★ 2017年6月時点では、インスタンスを日本語化しているとアプリケーションナビゲータを変更できない。そのため言語設定を一時的に英語に戻す。
image.png

ServiceNow Studioを開く
image.png

画面左側のアプリケーションエクスプローラのNavigationが以下のようになっていることが見てとれる。
image.png

この画面上で「アプリケーションメニュー」がグループ、「モジュール」がグループ要素となっているので、これを修正すれば良い。

はじめにモジュールから「出席者s」をクリックする。
image.png

タイトル」項目から”s”を消し、「アプリケーションメニュー」項目を”マーケティングイベント”に切り替え「Update」ボタンをクリックする。
image.png

機器利用申請も同様に更新する。
image.png

これでアプリケーションナビゲータが統一された。
image.png

あと、不要なアプリケーションメニューは忘れずに削除。
sample2.gif

フィルタの整理

登録されたレコードが増えてくると目的のレコードを探すのが難しくなってくる。個々のユーザで自作フィルタを作成することも出来るが、全員が使いそうなものはシステム側で用意する方が良い。

作り方は個人用のフィルタと同じ。
アプリケーションナビゲータから、目的のテーブルを開く(通常は下図のように、デフォルトのリストビュー画面が開く)。
image.png

ろうと・・・ マークをクリックする。
image.png

目的の条件を付け、表示対象を「全員にして保存する。
sample2.gif

これでフィルタが追加された。
image.png

ビュー(リスト)の整理

前記の通り、フィルタはレコードを絞り込む機能である、一方、ビュー(リスト)は表示するカラムを切り替える機能である。

今回は、デフォルトのビュー(リスト)の修正と、新規ビュー(リスト)の追加の両方を行う。

デフォルトビューを整理

ServiceNow Studioを開く
image.png

画面左側のアプリケーションエクスプローラのNavigationが以下のようになっていることが見てとれる。
image.png

この画面上で「List Layouts」がビュー(リスト)となっているので、これを修正すれば良い。

List Layoutsから「マーケティングイベント」をクリックする。
image.png

リストに表示したい項目を「選択済み」に移動し、「保存」ボタンをクリックする。
image.png

以上で、デフォルトビューの修正は終了です。
続いて新規ビュー(リスト)を作成します。

新規ビュー(リスト)を作成

アプリケーションナビゲータの中から、システム UI → ビューを選択(赤枠)。
image.png

新規」ボタンをクリックする。
image.png

名前、タイトル、アプリケーションを設定し「送信」ボタンをクリックする。
image.png

作成したビューレコード画面下部の、リストタブから「新規」ボタンをクリックする。
image.png

テーブル項目に「マーケティングイベント」を入力し、「送信」ボタンをクリックする。
image.png

ServiceNow Studioにサンプルビューが追加されたことを確認できる。
image.png

後はデフォルトビューの時と同様に表示するカラムを選択、修正する。
image.png

image.png

image.png

フォームの整理

レコード画面のことをフォームと呼ぶ。今回はビュー(リスト)と同様に、デフォルトのフォームと新規フォームの両方を作成する。

デフォルトフォームを整理

ServiceNow Studioを開く
image.png

画面左側のアプリケーションエクスプローラのNavigationが以下のようになっていることが見てとれる。
image.png

フォームから「マーケティングイベント」をクリックする。
image.png

フォームデザイン画面が開く。
image.png

必須や読み取り専用などは以下のように設定できる。
sample.gif

編集後、「保存」ボタンをクリックする。
image.png

image.png

以上で、デフォルトフォームの修正は終了です。
続いて新規フォームを作成します。

新規フォームを作成

ビュー(リスト)のとき作成したビューレコード画面下部の、フォームタブから「新規」ボタンをクリックする。
image.png

テーブルを選択して「送信」ボタンをクリックする。
image.png

次にマーケティングイベントのビュー画面に移動する。
image.png

ビューを今回作成したサンプルビューに切り替える。
image.png

この状態でレコードを開く。
image.png

メニューから 設定 -> フォームデザイン をクリックする。
image.png

後はデフォルトビューを編集した時と同様。
image.png

image.png

関連リストの設定

関連リストを設定すると、リレーションが貼られたテーブルをレコード画面に表示することが出来、今回で言えばマーケティングイベントの出席者などを見ることが出来る。

ServiceNow Studioを開く
image.png

ショートカットキー『 Ctrl + Shift + C
Forms & UI」タブから「関連リスト」を選択し「次へ」ボタンをクリックする。
image.png

テーブルを選択し「作成」ボタンをクリックする。
image.png

利用可能なテーブルが一覧で表示されるので、表示したいテーブルを選択し「保存」ボタンをクリックする。
image.png

レコード画面に関連リストが追加される。
image.png

(補足)関連リストに「s」が付いてしまうのはテーブルの翻訳に原因がある。
ServiceNow Studioからテーブルを開き、ラベルタブから「複数形」項目の値を修正すれば良い。
image.png

まとめ

日本語を使っていたために(恐らく翻訳テーブルが原因で)UI関連は非常にエラーになりやすく、幾つかの設定はStudioで出来なかった。またエラー発生後のリカバリーも非常に大変だった。基本的にUI関係はStudioでは追加出来ないと考えても良さそう。

Studio やること 注意 エラーリカバリ手順
アプリケーションナビゲータの編集 Studioのモジュールを編集 言語を英語に切り替える必要あり システム定義->モジュールを更新日時の降順で確認し、変なものがあったら削除
フィルタの追加・編集 × 1. 対象テーブルのビュー画面を開く
2. フィルタ条件を編集し、全体に向けて保存
ビュー(リスト)の編集 StudioのList Layoutsを編集
ビュー(リスト)の追加 × 1. システムUI->ビューを新規作成
2. そのビューにリストを新規作成
システムUI->リストを更新日時の降順で確認し、変なものがあったら削除
フォームの編集 Studioのフォームを編集
フォームの追加 × 1. システムUI->対象のビューを開く
2. そのビューにフォームを新規作成
3. 対象テーブルのビュー画面に移動
4. ビューを切り替える
5. レコード画面を開く
6. フォームデザインを編集、保存
システムUI->ビューから対象のビューを開き、そのフォームを削除する
関連リストの編集 Studioの関連リストを作成・編集

Next

次回はメール通知を設定します。

  • ServiceNow メール通知を実装する(作成中)

関連記事

参考サイト

ServiceNow Community - How do I delete 'List Layouts'? -
https://community.servicenow.com/thread/226719
『ServiceNow Developers ― Training』
https://developer.servicenow.com/app.do#!/training/landing

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