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ServiceNow アプリケーションを作成する その2

Last updated at Posted at 2017-06-12

前回は空のアプリケーション「マーケティングイベント」を作成した。
今回はそのアプリケーションにテーブルを追加する。
インスタンスのビルドタイプはIstanbul。

ServiceNowのデータベースはRDB

ServiceNowで用いるデータはRDB(リレーショナルデータベース)に格納されています。ここでは説明を省略しますが、RDBがわからない方は入門としてMySQLを触ってみることをおすすめします。

MySQL初心者入門講座
http://mysqlweb.net/

以降は一般的なRDBを知っている方として話を進めます。

マーケティングイベントアプリケーションのER図(スキーママップ)

今回は次のER図になるようにテーブルとカラムを追加します。
(ServiceNowでER図を表示する方法はこちら(記事作成中))
image.png

アプリケーション画面に移動

ログイン画面からアプリケーション画面に移動する方法を記載します。(今後の記事では省略します)

インスタンスにログイン
image.png

アプリケーションナビゲータの中から、システムアプリケーション → アプリケーションを選択(赤枠)。
image.png

またはログイン直後のシステム管理画面から遷移。
image.png

image.png

image.png

アプリケーションの一覧が表示されるので「編集」ボタンをクリックする。
image.png

ServiceNow Studioが開く。ここから作業を行う。
※ ~~本家トレーニングではServiceNow Studioを使わない手順で説明していますがここではなるべくStudioを使っていきます。~~本家トレーニング更新されていました。
image.png

テーブルを作成する

ショートカットキー『 Ctrl + Shift + C
Data Model」タブから「テーブル」を選択し「作成」ボタンをクリックする。
image.png

ラベル、名前を入力し「送信」ボタンをクリックする。
image.png

以上でテーブルを作成する作業は終了です。
image.png

テーブルにカラムを追加する

テーブルを作成するとプライマリキーを含む幾つかの項目(グローバルデフォルト項目)が自動で作成される。
それに加えて今回は次のようなカラムを独自に追加する。

列ラベル 列名 タイプ 最大長 デフォルト値
イベント名 name 文字列 40
開催地 state 選択肢 40 東京都
開催都市 city 文字列 40
開催日 start_date 日付 40
終了日 end_date 日付 40
予算 budget 通貨 12
想定人数 attendees_expected 整数 10
参加者数 attendees_registered 整数 10

その前に、カラム一覧に表示される列(辞書エントリ)を追加する必要がある。

辞書エントリの追加

英語圏の場合、列ラベルと列名は基本的に同じ名称で問題ないが私のインスタンスは日本でやっていくので列名も個別に指定する必要がある。

カラム一覧左上部の歯車アイコンをクリックする。
image.png

列名を選択済みの一覧に移動させ「OK」ボタンをクリックする。
image.png

これで必要な辞書エントリが揃ったのでカラムを追加していく。
image.png

カラムの追加

ServiceNowでのカラムの追加はAlter Tableなどのコマンドが不要で、すべてポイント&クリック操作で実現できる。

新規行を挿入...」と書かれた箇所(矢印箇所)をダブルクリックすると入力欄に変わる
image.png

各列に必要な情報を記載する。
image.png

項目一覧左下の「更新」ボタンをクリックする。
image.png

これで新しいカラムが追加された。残りも同様に追加していく。
image.png

選択肢だけはもう一手間必要。
具体的には選択肢リストを作成する必要がある。

開催地のラベルをクリックする。
image.png

関連リンクから「選択肢」タブをクリックする。
image.png

カラムと同様、「新規行を挿入...」と書かれた箇所(矢印箇所)をダブルクリックすると入力欄に変わるので必要な値を追加していく。
※選択肢は追加と同時に自動的に保存される。
image.png

以上でテーブルにカラムを作成できた。

その他のテーブル

説明は割愛するが、今後の記事では「出席者」テーブルも使用していく。
image.png

カラム一覧

列ラベル 列名 タイプ 最大長 デフォルト値
last_name 文字列 40
first_name 文字列 40
メールアドレス email 文字列 80
電話番号 phone 文字列 18
マーケティングイベント marketing_event 参照 32

image.png

Next

次回は今回作成しなかった「機器利用申請」テーブルについて記載する予定です。
機能的な話をすると、拡張テーブルについて説明します。

関連記事

参考サイト

『ServiceNow Wiki (Product Documentation) - System Dictionary 』 ※ カラムの辞書エントリに関する説明
http://wiki.servicenow.com/index.php?title=System_Dictionary#Modifying_Dictionary_Entries
『ServiceNow Developers ― Training』
https://developer.servicenow.com/app.do#!/training/landing

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